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ビリビリ株が上昇、7億ドルの転換社債発行と自社株買いを好感

中国の動画配信プラットフォーム大手ビリビリ(Bilibili)の株価が4日の取引で上昇した。同社が発表した総額7億ドルの転換社債発行と、それに伴う大規模な自社株買い計画が市場で好感された。
資金調達と自社株買いの詳細
ビリビリが発表した計画によると、同社は2031年9月を満期とする上級転換社債を発行し、7億ドルを調達する。このうち2億ドル分は既存株主であるテンセントが引き受け、残りの5億ドルは他の機関投資家に割り当てられた。
転換価格は、ビリビリの香港上場株式の株価に対し28.3%のプレミアムが設定されている。同時に、同社は最大3億ドルの自社株買いプログラムも発表。これにはテンセントの子会社から直接2億ドル相当の株式を買い戻す計画が含まれており、転換社債発行に伴う潜在的な株式の希薄化懸念を相殺する動きとみられている。
市場の反応と背景
Adこの発表を受け、ビリビリの株価は前日終値の15.50ドルから一時16.13ドルの高値を付けた。テンセントによる継続的な資金拠出は同社の将来性に対する信任投票と受け止められ、同時に自社株買いが株主価値の維持に繋がるとの評価が買いを誘った。
この動きは、米国の主要株価指数であるS&P 500が0.1%、ダウ工業株30種平均が0.3%下落するなど、市場全体が軟調な中で見られたもので、ビリビリの株価上昇が個別材料に強く依存していることを示している。バークレイズやSPDB、CMBインターナショナル証券などのアナリストも、最近のレポートで同社株に対する「買い」の評価を維持している。
調達資金の使途
ビリビリは、調達した資金を主にAI(人工知能)関連の取り組みに充当する方針だ。具体的には、コンテンツの推薦システムや広告効率化ツールの開発などが含まれる。同社は2026年第2四半期に広告収入が28%増加しており、AI活用による事業強化への期待が高まっている。