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ビルフィンガー株が22%急落、通期利益見通しの半減とリストラ策を公表

ドイツの産業サービス大手ビルフィンガー(Bilfinger SE)は、水曜夜に発表した大幅な通期業績見通しの下方修正を嫌気され、木曜の取引で株価が22.1%急落し、58.825ユーロで取引された。同社は顧客の慎重姿勢を理由に挙げており、大規模なコスト削減策も同時に公表した。
業績見通しの下方修正
ビルフィンガーが発表した2026年通期の新たな業績見通しは、市場に衝撃を与えた。特に収益性の指標が大幅に悪化している。
- EBITAマージン: 従来予想の5.8~6.2%から3.2~3.6%へと、ほぼ半減させた。
- 売上高: 54億~59億ユーロから53億~57億ユーロへと微減修正。
- フリーキャッシュフロー: 2億5,000万~3億ユーロから1億8,000万~2億2,000万ユーロへと大幅に引き下げた。
同社はこの下方修正の主因について、2026年第3四半期に顧客の慎重姿勢が「顕著かつ急激に」高まったことだと説明。これにより、新規契約の獲得や既存の包括契約に基づくサービスの引き出しが影響を受け、収益性を即座に圧迫したとしている。背景には、中東での紛争継続があり、エネルギー、化学、石油・ガスといった主要最終市場でのプロジェクト活動が停滞していることを挙げた。
コスト削減策「Agile」を発表
Ad業績悪化に対応するため、取締役会は「Agile」と名付けた大規模なリストラ策を承認した。このプログラムは、全世界で最大1,500人の人員に影響を与える可能性がある。
この再編に伴い、2026年第4四半期に約7,500万ユーロの一時的な引当金を計上する見込み。一方、同プログラムが完全に実施される2028年以降は、年間約7,500万ユーロのコスト削減効果を見込んでいる。
市場の反応と今後の見通し
この日のドイツ株式市場では、DAX指数が約0.5%上昇するなど、全体としては堅調な地合いだった。その中でビルフィンガー株は逆行安となり、今回の材料がいかに同社固有の問題であるかを浮き彫りにした。株価は寄り付きで56.275ユーロの52週安値を更新し、これは過去約18カ月で最も低い水準となる。
利益見通しの半減、大規模なリストラ費用、フリーキャッシュフローの大幅な減少という複合的な悪材料は、投資家に同社の中期的な収益性回復シナリオの再評価を迫るものとなった。株価がすでに52週高値の129.30ユーロから下落トレンドにあったことも、売りを加速させる一因となった。