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バッケム株が急騰、スイスでの5億フラン超の大型新工場建設を発表

Summary
スイスの医薬品開発製造受託機関(CDMO)であるバッケムの株価が急騰した。同社が5億スイスフラン超を投じる大規模な新生産施設の建設計画を発表したことが好感された。
スイスの医薬品開発製造受託機関(CDMO)であるバッケム(Bachem)の株価は、21日の取引で7.9%高の75.8スイスフランへと急騰した。同社がスイス・アールガウ州のシスラーフェルト地区に、大規模なグリーンフィールド生産施設を新たに建設する計画を発表したことが買い材料となった。
5億フラン超の大型投資
バッケムが発表した新工場への投資額は5億スイスフラン(CHF)を超え、同社の歴史上でも最大級の単一設備投資となる。この投資は、ペプチドおよびオリゴヌクレオチド原薬の製造能力を大幅に増強するための決定的な一歩と位置づけられている。
この計画は、すでに発表されていた2026年向けの1億スイスフランの設備投資計画を大幅に上回る規模となる。同社は2025年に6億480万スイスフランの売上高と1億3600万スイスフランのEBITDA(金利・税金・償却前利益)を計上しており、堅調な財務基盤がこの大型投資を支えている。
市場の反応と背景
この発表を受け、同社の株価は一時79.2スイスフランの高値を付け、52週安値の48.52スイスフランから大きく回復した。市場関係者は、この大規模な生産能力増強への投資を、同社の将来的な成長に対する強い自信の表れと捉えている。
Adバッケム株はベータ値が低く、通常は市場全体の動向よりも個別材料に反応する傾向がある。そのため、今回の株価の急騰は、ほぼ全面的に新工場の建設計画に起因するものとみられる。
アナリストの強気な見方を裏付け
今回の発表以前から、UBS、RBCキャピタル、ベレンベルク銀行などの証券アナリストは、同社に対して「買い」の投資判断を示すなど、強気な見方を示していた。今回の変革的な設備投資の発表は、こうしたアナリストの評価をさらに裏付ける形となった。
投資家の次の注目点は、7月30日に予定されている次回の決算発表となる。今回の大型投資が今後の業績見通しにどのように反映されるかが焦点となるだろう。