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英バブコック株が急騰、ヒーリー新財務相就任で防衛費拡大期待

Summary
英国の防衛大手バブコック・インターナショナルの株価が21日に急騰。国防費増額を主張してきたヒーリー前国防相が新財務相に就任したことが、セクター全体への買い材料となった。
英国の防衛大手バブコック・インターナショナル(BAB)の株価が21日のロンドン市場で6.6%急騰し、1,106.09ペンスに達した。バーナム新政権が国防費増額に前向きなジョン・ヒーリー前国防相を財務相に任命したことを受け、英国の防衛予算拡大への期待が市場で一気に高まった。
新財務相就任が最大の買い材料
今回の株価上昇の主な要因は、アンディ・バーナム新首相が月曜夜にジョン・ヒーリー氏を新財務相に任命したことだ。ヒーリー氏は国防相時代、軍事費の不足を理由にキア・スターマー前政権を離脱した経緯があり、国防費を2030年までにGDPの3%に引き上げることをかねてより主張してきた人物として知られている。
同氏が国家財政を司る財務相に就任したことで、この目標が達成される可能性が飛躍的に高まったと市場は判断。シティのアナリストは21日付のメモで、投資家はヒーリー氏の任命を「英国の防衛セクターにとってプラス」と見なすだろうと指摘しており、市場の初期反応を裏付けた。
防衛セクター全体への波及効果
この動きはバブコック一社にとどまらず、ロンドンに上場する他の防衛関連企業にも波及した。BAEシステムズ、QinetiQ、ロールス・ロイス・ホールディングスといった主要企業の株価も同日に軒並み上昇し、政権交代を背景としたセクター全体の再評価が進んでいることを示した。
Adさらに、英国政府が次世代戦闘機開発計画「グローバル戦闘航空プログラム(GCAP)」にカナダを招聘したことも、国際的な防衛協力強化の動きとして好感された。
個別要因と良好な市場環境
バブコックには個別の好材料も重なった。RBCキャピタルは同社の投資判断を「アウトパフォーム」で維持し、目標株価を13.90ポンドに設定。また、同社が7月を通じて実施している自社株買いプログラムも、経営陣の自信の表れとして株価を支えた。
この日の株価は1,051ペンスで取引を開始し、一時1,124ペンスの高値を付けた。FTSE100指数や米国株式市場が堅調に推移したことも、リスク選好ムードを醸成し、株価上昇を後押しした。