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アストラゼネカ株が下落、HSBCが格下げ-臨床試験の失敗に続く逆風

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Jul 13, 20261 min read
アストラゼネカ株が下落、HSBCが格下げ-臨床試験の失敗に続く逆風

Summary

英国の製薬大手アストラゼネカの株価が下落。HSBCが投資判断を「買い」から「ホールド」に引き下げたことが嫌気された。最近の主要な臨床試験の失敗に続く悪材料となり、同社の成長見通しに対する懸念が強まっている。

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英国の製薬大手アストラゼネカの株価は13日、HSBCによる投資判断の引き下げを嫌気して1.2%下落し、12,684ペンスで取引された。最近の主要な臨床試験の失敗に続くこの格下げは、同社の野心的な収益目標に対する市場の懸念を浮き彫りにした。

HSBCによる格下げが株価を圧迫

HSBCはアストラゼネカの投資判断を「買い」から「ホールド」に引き下げ、目標株価も従来の165.00ポンドから137.50ポンドへと大幅に下方修正した。

HSBCは格下げの理由として、同社が掲げる「2030年までに収益800億ドル超」という目標の達成が、2026年後半に結果が判明する予定の「SERENA-4」や「AVANZAR」といったリスクの高い複数の臨床試験に大きく依存している点を指摘。同時に、今年の収益予測も引き下げており、同社の成長ストーリーに対する慎重な見方を示した。

相次ぐ悪材料と市場の懸念

今回の格下げは、アストラゼネカがアイオニス・ファーマシューティカルズと共同で実施した第III相臨床試験「CARDIO-TTRansform」が、心血管死に関する主要評価項目を達成できなかったと発表した数日後に行われた。この失敗はすでに同社の時価総額を数十億ドル押し下げていた。

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ジェフリーズのアナリスト、マイケル・ロイヒテン氏は、この試験の失敗を「驚き」と評し、経営陣の信頼性への懸念から、株価への影響は直接的な純現在価値の損失を超える可能性があると警告。次の重要なイベントである「AVANZAR」の結果が明らかになるまで、株価は回復しないかもしれないとの見方を示した。また、過去3ヶ月間に約220万ドルのインサイダーによる株式売却があったことも、市場の警戒感を強める一因となっている。

競争環境と今後の見通し

心血管領域での臨床試験の失敗は、トランスサイレチン型心アミロイドーシス治療薬の市場で、競合するファイザーやアルナイラム・ファーマシューティカルズに好機を与えるものだ。アストラゼネカはこの市場を重要な収益源として期待していた。

一連の出来事を受け、アナリストの間では、野心的なパイプラインを背景としたアストラゼネカのプレミアムな株価評価が、実行リスクに対して脆弱になっているとの懸念が強まっている。重要な臨床試験の結果発表を複数控える中、株価は52週高値の15,730ペンスを大きく下回って推移しており、市場が短期的なリスクを再評価していることを示唆している。

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