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アステラ・ラボ株が急騰、好決算とAIインフラへの期待再燃で

AI(人工知能)向け半導体を手掛けるアステラ・ラボ(ALAB)の株価が4日の取引で12.8%急騰し、最近の安値圏から力強く反発した。好調なファンダメンタルズとAIインフラ投資の持続性に対する市場の信頼回復を背景に、高成長銘柄として再び買いが集まっている。
好調な業績と製品マイルストーン
今回の株価上昇の主な背景には、同社が発表した2026年第2四半期の好決算がある。売上高は前年同期比104%増の3億9240万ドルに達し、調整後1株当たり利益(EPS)も0.80ドルと、市場コンセンサスの0.69ドルを大きく上回った。
さらに、第3四半期の売上高見通しを5億4000万ドルから5億6000万ドルと提示し、前期比で約40%の大幅な成長を示唆したことも投資家心理を押し上げた。製品面では、Scorpio X AIファブリックスイッチが予定より早く量産体制に入ったことや、次世代製品であるPCIe 6.0関連が四半期売上高の50%を超えたことも、同社の技術的優位性と市場への浸透力を示している。
市場の再評価とアナリストの強気な見方
同社株は、史上最高値の499.48ドルから36%以上下落する大幅な調整を経験していた。今回の急騰は、高成長を続けるAI関連の主導銘柄が、そのファンダメンタルズに見合った水準へと再評価される動きとみられる。9月9日に予定されているシティ主催の「2026 Global TMT Conference」でのプレゼンテーションも、新たな機関投資家の関心を集めている可能性がある。
Adアナリストからも強気な見方が相次いでいる。
- シティ: 目標株価を430ドルに引き上げ
- ノースランド: 投資判断を「アウトパフォーム」に格上げ、目標株価を350ドルに設定
- ロス・キャピタル: 目標株価を450ドルに引き上げ
なお、9月2日に取締役による約1万2499株のインサイダー売却が報告されたが、事前に設定された取引計画に基づくものであり、市場への影響は限定的だった。
投資家への示唆
4日の株式市場は、ナスダック総合指数が小幅高となる一方、S&P 500とダウ工業株30種平均が下落するなど、まちまちな展開だった。その中でアステラ・ラボ株が際立った上昇を見せたことは、AIインフラ構築サイクルの持続性に対する投資家の確信が再燃していることを示唆している。調整局面を経て割安感が出ていた同社株に対し、その強力な成長見通しが改めて評価された形だ。