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ASML、半導体製造装置の値上げ余地を示唆 CFOが発言

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Jul 15, 20261 min read
ASML、半導体製造装置の値上げ余地を示唆 CFOが発言

Summary

半導体製造装置大手ASMLのCFOは、最先端EUV装置の受注が2027年末までほぼ埋まっていることを背景に、製品価格を引き上げる余地があるとの見解を示した。主要顧客との交渉は続いている模様。

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半導体製造装置で世界最大手のASML(AS: ASML)は、一部の製品について価格を引き上げる余地があるとの見方を示した。同社のロジャー・ダッセン最高財務責任者(CFO)が水曜日のアナリスト向け電話会議で、旺盛な需要を背景とした価格決定力の向上に言及した。

旺盛な需要が価格交渉力を強化

ダッセンCFOは決算発表後の電話会議で、最先端のEUV(極端紫外線)リソグラフィ装置の生産能力が2027年末までほぼ予約で埋まっていることを明らかにした。この状況が同社に「より良い価格決定力」を与え、「今後の価格改善に向けた力強い道筋」が開かれていると説明した。

同氏は、現在顧客と価格に関する協議を進めている段階にあるとし、「時間の経過とともに(収益性の)改善が見られるはずだ」と述べ、将来的な利益率向上に自信をのぞかせた。

顧客との交渉状況

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一方で、全ての顧客との交渉が順調に進んでいるわけではないようだ。テクノロジー系ニュースサイト「The Information」が水曜日に報じたところによると、ASMLは最大顧客の一社である台湾積体電路製造(TSMC)との価格交渉で抵抗に直面しているという。

同報道は関係者の話として、一部の中国顧客は、より旧世代のDUV(深紫外線)装置について10%の値上げに合意したとも伝えている。このことは、製品ラインや顧客によって交渉の状況が異なることを示唆している。

市場への示唆

ASMLが価格引き上げを実現できれば、同社の収益と利益率をさらに押し上げる要因となる。半導体製造プロセスの根幹を担うリソグラフィ装置市場における同社の独占的な地位と、AIや高性能コンピューティング分野の拡大に伴う先端半導体への強い需要が、その価格交渉力を下支えしている。投資家にとっては、TSMCのような主要顧客との交渉の行方が、同社の今後の業績を見通す上で重要な注目点となる。

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