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ASML、AI需要追い風に2度目の通期見通し上方修正 欧州半導体株が連れ高

Summary
半導体製造装置大手のASMLホールディングは、AIインフラ投資の加速を背景に、2026年通期の業績見通しを今年2度目となる上方修正を発表した。これを受け、同社株価は急騰し、欧州の半導体関連株も軒並み上昇した。
オランダの半導体製造装置大手ASMLホールディングは、人工知能(AI)インフラの構築加速による旺盛な需要を理由に、2026年通期の業績見通しを今年2度目となる上方修正を発表した。この発表は市場に好感され、同社株は大幅に上昇し、他の欧州半導体関連銘柄にも買いが波及した。
AI需要を背景に大幅な上方修正
ASMLが新たに示した2026年通期の売上高見通しは430億〜450億ユーロで、従来予想の360億〜400億ユーロから引き上げられた。また、売上総利益率(粗利益率)の見通しも、従来の51%〜53%から54%〜56%へと上方修正された。
クリストフ・フーケ最高経営責任者(CEO)は、「AI関連の投資とAI技術の継続的な進歩が、先端ロジックおよびメモリーチップの需要を牽引しており、半導体業界の成長見通しをさらに強化している」と述べた。同社によれば、今年のメモリー関連の売上高は75%増加する見込みだという。
市場予想を上回る決算とガイダンス
ASMLの第2四半期決算も好調だった。売上高は93億3000万ユーロとなり、Visible Alphaがまとめたアナリスト予想の88億3000万ユーロを上回った。前年同期の売上高は76億9000万ユーロだった。
Adさらに、第3四半期の会社ガイダンスも市場の期待を大きく超えるものだった。
- 売上高: 115億ユーロを見込む(市場コンセンサスは103億7000万ユーロ)。
- 売上総利益率: 56%を見込む(市場コンセンサスは52.1%)。
市場への影響と今後の見通し
このニュースを受け、アムステルダム市場でASMLの株価は一時5.3%急騰した。他の欧州半導体関連企業も連れ高となり、フランスの半導体材料メーカーであるソイテックが3.6%、ドイツのイエノプティックが5.5%、BEセミコンダクターが0.8%それぞれ上昇した。
ASMLは、最先端の極端紫外線(EUV)リソグラフィ装置の来年出荷分について、受注がほぼ完了に近いことを明らかにした。顧客からの強い需要に応えるため、2027年に約30%、さらに2028年にも30%のEUV装置の生産能力増強を検討している。ASMLの強気な見通しは、AI関連の投資サイクルが半導体業界全体で加速していることを示す強力なシグナルと受け止められている。