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アルファベットのAI投資拡大でアジア株上昇、原油高が上値抑制

Summary
グーグル親会社のアルファベットがAI関連の設備投資を拡大するとの見通しを示し、韓国株を中心にアジア市場は上昇した。しかし、中東情勢の緊迫化による原油価格の高騰がインフレ懸念を強め、相場の上値を抑えている。
木曜日のアジア株式市場は、グーグル親会社のアルファベットが人工知能(AI)関連の設備投資を拡大するとの見通しを示したことを受け、半導体関連株を中心に上昇した。しかし、中東情勢の緊迫化を背景とした原油価格の急騰がインフレ懸念を再燃させ、相場全体の上値を抑える展開となった。
アルファベットのAI投資計画が追い風
グーグルの親会社であるアルファベットが、年間の設備投資見通しを150億ドル追加で引き上げたことが、アジア市場の投資家心理を押し上げた。この動きは、コスト増への懸念があったものの、AIへの投資サイクルが依然として堅調であることを市場に示唆している。
この発表を受け、韓国総合株価指数(KOSPI)は他のアジア市場をアウトパフォームし、3%を超える大幅高となった。特に、アルファベットの投資拡大が広帯域メモリー(HBM)やAIサーバーの需要を支えるとの期待から、半導体大手のSKハイニックスやサムスン電子の株価が急伸した。
また、同日発表された韓国の2026年第2四半期の実質国内総生産(GDP)が前年同期比3.7%増と市場予想(3.5%増)を上回ったことも好感された。これは旺盛なAI需要を背景とした半導体輸出の力強さに支えられたものだ。
原油価格の高騰が上値を抑制
一方で、アジア市場全体の上昇は限定的だった。イエメンのフーシ派が紅海でサウジアラビアの石油タンカー2隻への攻撃を主張したことを受け、原油価格が5営業日続伸し、6週間ぶりの高値を更新したことが重しとなった。
Adエネルギー価格の上昇は世界的なインフレ懸念を再燃させ、投資家は各国中央銀行の金利見通しを再評価する動きを強めている。これにより、AI関連テーマでテクノロジー株が買われる中でも、市場全体のリスク選好は抑制された。
- 日経平均株価: 0.4%高
- TOPIX: 0.5%高
- 香港ハンセン指数: 1.3%高
- 中国上海総合指数: 0.2%安
豪州の雇用統計も材料視
オーストラリアの労働市場も注目された。6月の雇用者数が7万6300人増と、市場予想の1万6400人増を大幅に上回ったことが明らかになった。この予想を上回る力強い結果は、オーストラリア準備銀行(RBA)が年内に利上げを実施するとの観測を強めている。
この報道を受け、オーストラリアのS&P/ASX 200指数は0.7%上昇した。市場の関心は、来週発表される四半期インフレ統計と、それを受けた8月11日のRBA金融政策会合に移っている。