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日本のハイテク株が急落、中国の競争激化懸念でアジア市場全体に売り

Summary
28日のアジア株式市場でハイテク株が急落。中国の半導体分野での競争激化やAIブームの資金調達への懸念から、日経平均は約4%下落し、韓国市場ではサーキットブレーカーが発動した。
28日のアジア株式市場では、半導体関連を中心にハイテク株が急落した。中国との競争激化や人工知能(AI)ブームを支える資金調達への不透明感が市場の重荷となり、東京市場では日経平均株価が約4%下落し2年ぶりの安値水準に沈んだ。
アジア市場全体に広がる売り
この日の売りは、前日の米国市場でフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が2.2%下落した流れを引き継いだもの。韓国総合株価指数(KOSPI)は約10%安の3ヶ月ぶり安値となり、サーキットブレーカーが発動。月間の下落率としては1997年のアジア金融危機以来の大きさとなる可能性が出ている。
ペッパーストーン証券(メルボルン)の調査責任者クリス・ウェストン氏は、特定の単一要因ではなく、AI関連の資金調達に対する懸念と、サプライチェーンにおける競合としての中国の台頭という複合的な要因が市場を動かしていると指摘する。
中国の半導体国産化が重荷に
市場の懸念を強めた一因は、中国の技術的進歩に関する報道だ。米メディアThe Informationは27日、中国がこれまでオランダのASMLが独占してきた半導体製造用の液浸DUV(深紫外線)露光装置の国産化に着手したと報じた。この報道を受け、ASMLの株価は8.5%下落した。
Adさらに、中国のメモリーメーカー長鑫存儲技術(CXMT)は27日に上海市場に上場し、86億ドルを調達。ミレアセット証券のアナリスト、キム・ソクファン氏は「市場の懸念はCXMTの現在の収益よりも、韓国企業に対抗するための生産能力拡大を加速させる可能性にある」と分析している。
主要企業の株価動向
この世界的な半導体株安を受け、各市場で主要企業の株価が大幅に下落した。
- 日本市場: 東京エレクトロンが11%安、キオクシアホールディングスが18%安と、下げが目立った。
- 韓国市場: サムスン電子とSKハイニックスの株価は、ともに12%を超える下落となった。
- 米国市場: ウォール・ストリート・ジャーナルが、NVIDIAがOpenAIのデータセンタープロジェクト向けに約2500億ドルの融資保証を協議中と報じたこともあり、NVIDIAの株価は前日5%下落していた。