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アルカディス、第2四半期の増収を受け2026年通期売上高見通しを上方修正

Summary
オランダの設計・コンサルティング大手アルカディスは、第2四半期の好調な業績と過去最高の受注残高を背景に、2026年通期の売上高成長率見通しを「1桁台前半の有機的成長」に引き上げた。
オランダを拠点とするサステナブルデザイン・エンジニアリング大手のアルカディスNVは、第2四半期の増収と堅調な受注実績を受け、2026年通期の売上高見通しを上方修正した。同社は、通期の有機的純収益成長率を「1桁台前半」と見込んでおり、以前の予測から引き上げた。
第2四半期の業績詳細
アルカディスが発表した第2四半期の有機的純収益は、前年同期比で2.2%増加した。営業EBITAマージンは、前年同期の11.3%から11.4%へとわずかに改善した。この増収は、主に「レジリエンス」および「モビリティ」の2部門が牽引した。
- レジリエンス部門: 米国の水インフラプロジェクト、英国の水道事業規制期間(AMP8)関連イニシアチブ、ドイツの送電網拡張事業などが貢献した。
- モビリティ部門: 北米および欧州での鉄道・高速道路プロジェクトが好調だった。
一方で、「プレイス」部門は、カナダと中国における不動産・投資事業の継続的な弱さが響き、減収となった。ただし、データセンターや製薬業界の顧客からの需要が一部を相殺した。
通期見通しと新たな中期目標
Ad同社は2026年通期の営業EBITAマージン目標を11.7%~12.0%に据え置いた。見通しの上方修正を支えているのは、好調な受注状況だ。第2四半期の有機的受注高は13.5%増の11億ユーロに達し、受注残高は過去最高を記録した。
さらにアルカディスは、2027年から2029年にかけての新たな中期目標も設定した。この期間において「1桁台半ば」の有機的純収益成長を目指すとともに、2029年までに営業EBITDAマージンを「10%台半ばから後半」に引き上げることを目標としている。
市場への示唆
今回の発表は、インフラや環境関連といった強靭なセクターへの注力が、一部市場の不動産事業の弱さを補って余りあることを示している。過去最高の受注残高は、今後の収益の安定性に対する投資家の信頼を高める材料となるだろう。ポートフォリオの最適化や効率化策が利益率の改善に寄与しており、同社の事業運営能力を裏付けている。