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アポロ、ソフトバンクGのビジョン・ファンド2向け融資を90億ドルに増額交渉か=ブルームバーグ報道

Summary
米投資会社アポロ・グローバル・マネジメントが、ソフトバンクグループの「ビジョン・ファンド2」に対する融資枠を、現行の54億ドルから90億ドルに増額する方向で協議していると報じられた。ソフトバンクGが進めるAI分野への大規模投資の資金調達の一環とみられる。
米投資会社アポロ・グローバル・マネジメントが、ソフトバンクグループ(銘柄コード:9984)の「ソフトバンク・ビジョン・ファンド2」に対する融資を、現行の54億ドルから90億ドルに増額する方向で協議していることが明らかになった。ブルームバーグが木曜日に、協議に詳しい複数の関係者の話として報じた。
交渉の概要
ブルームバーグの報道によると、この融資はビジョン・ファンド2が保有する資産を担保とするもので、交渉は非公開で行われており、まだ最終決定には至っていないという。
この融資は「NAVローン(純資産価値ローン)」と呼ばれるもので、投資ファンドが保有資産を売却することなく流動性を確保するために利用される。アポロは2021年にビジョン・ファンド2に対してこのNAVローンを初めて提供し、昨年には9億ドル増額して現在の54億ドルとなっていた。
ブルームバーグの取材に対し、アポロとソフトバンクグループの担当者はいずれもコメントを控えたとしている。
背景:AI投資の加速
Ad今回の融資増額の協議は、ソフトバンクグループが人工知能(AI)分野への投資を加速させている中で行われている。同社はOpenAIに646億ドルを投じることを約束しており、その資金調達のために資産の活用を進めている。
最近では、8月にOpenAIの保有株式を担保に、アポロを含む金融機関から100億ドルの融資を受けている。ビジョン・ファンド2は設立以来300件以上の投資を行っており、ソフトバンクグループと創業者の孫正義氏が最大の投資家となっている。
市場への影響
ソフトバンクグループがAI投資を拡大するにつれて、その資金調達の動向は市場から一層の注目を集めている。ブルームバーグによると、同社の社債の信用リスクをヘッジするコストは今週、3年ぶりの高水準に上昇した。これはAI業界を取り巻くリスクに対する広範な懸念を反映している可能性がある。
今回の融資が実現すれば、ソフトバンクグループはビジョン・ファンド2の投資先資産を売却することなく、AI関連のコミットメントを継続するための追加的な流動性を確保できることになる。