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AMD株が反発、中国AIチップ開発の脅威は限定的との見方広がる

Summary
半導体大手AMDの株価が、前日の急落から反発した。中国のAI新興企業によるチップ開発の脅威は短期的な収益リスクには繋がらないとの見方が広がったことや、アナリストの強気な見通しが背景にある。
半導体大手Advanced Micro Devices(AMD)の株価が、前日の急落から反発に転じている。火曜日の下落は、中国のAI新興企業DeepSeekが独自の推論用AIチップを開発しているとのロイター通信の報道がきっかけとなった。
しかし市場では、この開発がAMDの収益に与える当面のリスクは限定的であり、むしろ長期的な脅威であるとの見方が広がりつつある。ゴールドマン・サックスが月曜日に目標株価を640ドルに引き上げたことなど、アナリストからの継続的な好意的な評価も、押し目買いの動きを後押ししている。
加えて、競合するNVIDIAのラックシステム「Kyber NVL144」の発売が、製造の複雑さから2028年まで延期される可能性があるとの報道も好材料と見なされている。これにより、大規模なAIインフラを検討しているハイパースケーラー顧客に対し、AMDが短期的に有利な立場を築く機会が広がる可能性が指摘されている。
Ad一方で、アーク・インベストが火曜日に同社のETFを通じてAMD株を売却するなど、一部には慎重な動きも見られる。また、米国とイランの緊張の高まりによる原油価格の上昇やインフレ懸念から、主要株価指数は下落しており、市場全体の地合いは良好とは言えない。
このような軟調な市場環境の中でAMD株が上昇していることは、同社固有の回復要因が強く意識されていることを示唆している。前日の売りによる割安感、アナリストの強い確信、そして競合の脅威に対する見方の変化という複合的な要因が、AMD株を下支えしているとみられる。