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アマゾン、南アフリカで衛星インターネット提供へ ヘローテルと提携

Summary
アマゾンは、南アフリカ最大の固定インターネット事業者ヘローテルと提携し、低軌道衛星を利用したブロードバンドサービスを2027年に開始する。この提携は、同国の農村地域における情報格差の解消を目的としている。
アマゾンの低軌道(LEO)衛星インターネット事業は、南アフリカ最大の固定インターネットサービスプロバイダーであるヘローテル(Herotel)との提携を発表した。この合意に基づき、これまで十分なサービスが提供されてこなかった農村地域などを対象に、新たなブロードバンドサービスを提供する。
提携の概要とサービス展開
ヘローテルは、アマゾンの衛星技術を活用して「evry」と名付けられた新サービスを展開する。このサービスは、個人顧客向けに2027年の商用開始を予定している。
この提携の目的は、南アフリカにおける接続性の格差を埋めることにある。農場や小さな町、農村地域に住む数百万人の人々は、信頼性の高いインターネットアクセスを欠いており、従来の光ファイバーや無線ネットワークでは採算が合わないことが多い。アマゾンのグローバル・アフェアーズおよび法務担当最高責任者であるデビッド・ザポルスキー氏は、「この協力は、信頼できるアクセスをまだ持たない数百万人の人々のために障壁を打ち破り、機会を解き放つものだ」と声明で述べた。
市場への影響と背景
Adマツィブ(Maziv)傘下のヘローテルは、南アフリカ国内の550以上の町で35万人以上の顧客にサービスを提供している。同社は全国に120の拠点を持ち、その広範なネットワークを活用して、衛星サービスの設置、顧客サービス、現場業務をサービス開始当初から提供できるとしている。
この動きは、アフリカ市場におけるアマゾンの衛星事業戦略の一環でもある。同社は今年初め、ボーダフォン(Vodafone)およびその南アフリカ子会社ボーダコム(Vodacom)と提携し、アフリカの遠隔地にある基地局を衛星経由で接続することに合意している。
衛星インターネット市場の競争
南アフリカの衛星インターネット市場では、イーロン・マスク氏率いるスペースX(SpaceX)の「スターリンク(Starlink)」も参入を目指している。しかし、スターリンクは現地のライセンス規則が参入の障壁となっている。同国の法律では、外国の衛星事業者が現地資本・エンパワーメント要件を満たすことが求められており、現在その規則の変更が待たれている状況だ。