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アルケミヤ・メタコア、トークン化株式で5000万ドル調達 ニッケル技術事業を拡大

ルクセンブルクを拠点とする投資・事業プラットフォームのアルケミヤ・メタコアSCSpは、トークン化株式の新規発行に先立ち、5000万ドル(約75億円)の資金調達を実施したと発表した。この資金は、同社が保有する高純度ニッケルワイヤーを先端技術製品へ転換する事業戦略の推進に充てられる。
資金調達の概要
今回の資金調達は、Bitfinex証券プラットフォーム上で行われるトークン「ALKN」の追加発行に先駆けて実施された。同社発表によると、このオファリングはHanover Square Capital (UK) Ltdが主導し、機関投資家およびプロ投資家を対象としている。調達した資金は、アルケミヤ・メタコアの運転資金として、保有するニッケル資産の商業化戦略を加速させるために活用される。
同社はルクセンブルクの特別有限責任事業組合であり、エルサルバドルの国家デジタル資産委員会(CNAD)に発行体として登録されている。今回のプレローンチ段階での資金調達成功は、同社の資産価値と事業戦略に対する市場の信頼を示すものと見られる。
資産と事業戦略
アルケミヤ・メタコアは、独立機関による評価額が約16億4000万ドルに上る資産を保有している。その中核は、直径0.025mm、純度99.99%の超高純度ニッケルワイヤー約700万メートルであり、スイス・ルガーノの専門施設で保管されている。
Ad同社の事業戦略は、このニッケルワイヤーを加工し、高付加価値のエンジニアードメッシュ製品を開発・販売することにある。ターゲット市場は以下の高成長分野にわたる。
- EMI(電磁妨害)シールド
- 航空宇宙・防衛
- 海洋・淡水化
- 電力・工業
- 半導体
- グリーン水素
- 希少金属・貴金属の回収
トークン化がもたらす影響
Bitfinex証券のプラットフォームで株式をトークン化することにより、アルケミヤは規制された枠組みの中で、より広範なグローバル投資家層にアクセスすることが可能になる。これは、従来はアクセスが困難だった実物資産への投資機会を、ブロックチェーン技術を活用して市場に提供する動きの一環である。
投資家へのリターンは厳格なウォーターフォール方式で規定されている。まず投資元本が全額返還され、次に年率6%の複利計算による優先リターンが支払われる。その後、事業利益の80%がトークン保有者に分配される仕組みとなっており、資産担保型投資とエネルギー転換や電子セキュリティといったテーマ型投資の双方の魅力を兼ね備えている。