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アルコアCFO、米アルミプレミアムは高止まりを予想 カナダ産関税引き下げでも

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米アルミニウム大手アルコアの最高財務責任者(CFO)であるモリー・ビアマン氏は、米国政府がカナダ産アルミニウムへの輸入関税を半減させたとしても、米国内で支払われるアルミニウムのプレミアム(上乗せ価格)は高止まりするとの見通しを明らかにした。
構造的な供給不足が背景に
ニューヨークで開催されたジェフリーズ・グローバル・インダストリアルズ・カンファレンスで発言したビアマン氏によると、米国は年間約400万トンのアルミニウムを輸入する必要があるのに対し、主要供給国であるカナダからの供給能力は約300万トンにとどまる。このため、常に100万トン分の供給不足を他の国からの輸入で補う必要があるという。
ビアマン氏は「米国が依然として100万トンの輸入を促す必要がある状況では、たとえカナダとの間で有利な税率が適用されたとしても、中西部プレミアムが大幅に下落するとは考えていない」と述べた。「多少は下がるかもしれないが、関税導入前の水準に戻ることはないだろう」との見解を示した。
中西部プレミアムの動向
Ad米国の消費者がロンドン金属取引所(LME)の指標価格に上乗せして支払う「中西部プレミアム」は、現在1ポンド当たり$1.09(1トン当たり$2,403)で推移している。このプレミアムは、カナダ産アルミニウムに対する50%の輸入関税が25%に引き下げられるとの期待から、6月の過去最高値である$1.19から下落している。
プレミアムが低下するシナリオ
一方でビアマン氏は、関税の緩和や免除が日本、韓国、欧州といった他の貿易相手国にも拡大され、不足分の100万トンをカバーできるようになった場合には、状況が変わると指摘。その場合、「関税による恩恵を実質的に相殺する形で、中西部プレミアムは下落することが予想される」と付け加えた。