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米スーパー大手アルバートソンズが急落、業績見通しの⼤幅下⽅修正を嫌気

Summary
米スーパーマーケット大手のアルバートソンズは、市場予想を下回る四半期決算と通期業績見通しの⼤幅な下方修正を発表し、株価が急落した。経営陣の交代や事業再編も発表され、投資家の懸念を呼んでいる。
米国のスーパーマーケット大手、アルバートソンズ・カンパニーズ(ACI)の株価が時間外取引で15.7%急落した。同社が発表した第1四半期決算が市場予想に届かなかったことに加え、通期の利益および売上見通しを大幅に引き下げたことが売り材料となった。
予想を下回る決算と見通し
同社が発表した第1四半期の調整後1株当たり利益(EPS)は0.42ドルとなり、アナリストのコンセンサス予想である0.54ドルを大きく下回った。この結果を受け、同社は通期の見通しを大幅に下方修正した。
- 通期調整後EPS見通し: 従来の2.22〜2.32ドルから1.75〜1.85ドルへ引き下げ
- 通期既存店売上高見通し: 従来の横ばい〜プラス成長から0.5%減〜1.5%減へ転換
スーザン・モリスCEOは業績不振の理由について、「業界全体の販売動向の軟化と、消費者の慎重な姿勢」を挙げた。消費者が支出を大手量販店やディスカウントストアへシフトさせており、中核となる食料品事業で競争圧力が高まっていると説明した。
経営陣の交代と事業再編
Ad投資家の懸念をさらに深めたのは、シャロン・マッコラム社長兼最高財務責任者(CFO)の退任発表だ。後任が決定するまで現職にとどまり、その後は会計年度末まで顧問役に移行する。この予想外の経営陣交代は、不透明感を増幅させた。
同時に、同社は「ACI Edge」と名付けた大規模な事業再編計画も公表した。11の事業部門を4つの地域に統合し、主要商品の仕入れを本社チームに集約するもので、意思決定の迅速化を図る。この動きは、同社が直面する課題の深刻さと、抜本的な戦略転換の必要性を示唆している。
市場への影響
アルバートソンズの慎重な消費者見通しを受け、競合のクローガー(Kroger)の株価も連れ安となった。さらに、大手ハイテク企業の期待外れな決算や中東情勢の緊迫化による原油価格の上昇を受け、市場全体がリスクオフムードに包まれていたことも下落に拍車をかけた。
決算ミス、大幅な業績見通しの下方修正、予期せぬ経営トップの交代、そして悪化したマクロ経済環境という複合的な悪材料が重なり、同社の株価は52週安値(13.17ドル)に迫る勢いで下落した。