Story
アファーム株が急騰、AI活用した新与信モデル発表を好感

後払い決済(BNPL)サービスを提供するアファーム・ホールディングス(AFRM)の株価が、17日の米国市場時間外取引で5.0%急騰した。同社が新たに導入した、トランスフォーマーベースの人工知能(AI)を活用したリアルタイムの信用審査モデルが投資家から好感された。
AIによる与信審査の高度化
アファームが発表した新しいAIモデルは、14年間にわたる取引レベルの融資データに基づいて構築されている。このモデルは、従来の静的なクレジットスコアだけでなく、借り手の信用履歴における出来事の順序やタイミングを評価するのが特徴だ。
これにより、信用情報が乏しい、いわゆる「シンファイル」の顧客やFICOスコアを持たない顧客など、旧来のシステムでは承認が難しかった層への融資承認が可能になるという。同社によると、初期導入テストでは、同等の信用リスク水準を維持しつつ、対照群と比較して購入完了率が3.4%向上した。
アナリストからの強気な評価も追い風
同社株に対しては、アナリストからの肯定的な見方も相次いでいる。DBSは17日に「買い」の投資判断を表明。これに先立ち、Wolfe Researchは9月14日付で、同社の投資判断を「Peer Perform」から「Outperform」へ引き上げ、目標株価を$90に設定した。
Adまた、Citizensも「Market Outperform」のレーティングを再表明し、目標株価を$85としている。同社は総取扱高(GMV)が年率26%で拡大するとの予測に基づき、2027年度および2028年度の1株当たり利益(GAAPベース)予想を引き上げている。
市場全体の地合いも支援材料
この日の米国株式市場は、S&P 500が1.3%、ナスダック総合指数が1.6%上昇するなど、プレマーケットから全面高の展開となった。市場全体のリスク選好ムードが、アファームのようなグロース株やフィンテック関連銘柄への追い風となっている。
競合のクラーナやSoFiといったBNPL関連企業の株価も上昇しており、セクター全体に好材料が広がっていることがうかがえる。具体的なAI製品の発表とアナリストの好評価、そして良好な市場環境という複数の要因が重なり、アファームの株価を押し上げる格好となった。