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エア・テスト・システムズ株が急騰、AI関連の追加受注を好感

半導体試験装置メーカーのエア・テスト・システムズ(Aehr Test Systems, AEHR)は、シリコンフォトニクス分野の主要顧客から追加の生産受注を獲得したと発表したことを受け、9日の米株式市場で株価が一時14.5%急騰した。AI(人工知能)やデータセンター向け需要の力強さを示す動きとして、投資家から好感された。
受注の詳細と背景
今回受注したのは、同社の主力製品である完全自動化されたウエハーレベル・バーンイン・システム「FOX-XP」。このシステムは以下の特徴を持つ。
- 一度に最大9枚の300mmウエハーを同時にテスト可能なマルチウエハー構成
- ウエハー搬送装置「FOX WaferPak AutoAligner」との組み合わせによる完全なハンズフリー操作
- AI向け光インターコネクトやハイパースケール・データセンターで使用されるシリコンフォトニクス・デバイスの量産バーンイン試験を目的とする
今回の受注が特に注目されるのは、この顧客が2026年度中に最初の「FOX-XP」システムを導入し、すでに設置と生産認定を成功させている点だ。今回の追加受注は、同社技術の有効性と顧客との関係深化を裏付けるものと市場は受け止めている。
Ad市場の反応と今後の見通し
エア・テスト・システムズのゲイン・エリクソンCEOは、「最初の完全自動化システムの設置と生産認定の成功は、この顧客との長年にわたる関係における重要なマイルストーンです」と述べ、「新会計年度の早い段階でこの追加生産受注を受け取ることができ、大変嬉しく思います」とコメントした。
この発表は、同社が7月14日に予定している2026年度第4四半期および通期の決算発表を目前に控えたタイミングで行われたことも、投資家の関心を高める要因となった。同日の株式市場では、テラダイン(Teradyne)やフォームファクター(FormFactor)といった同業他社に個別の材料は見られず、エア・テストの株価上昇は今回の受注ニュースが直接的な要因であることを示している。
今回の追加受注は、AIインフラの構築が加速する中、同社の「FOX-XP」プラットフォームが重要な顧客との間で商業的に浸透していることを確認するものだ。決算発表を前にした好材料として、投資家が同社株を再評価する動きにつながった。