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エア・テスト・システムズ株が急騰、AI向けシリコンフォトニクス装置の追加受注を好感

半導体試験装置を手掛けるエア・テスト・システムズ(NASDAQ: AEHR)は9日、シリコンフォトニクス分野の主要顧客から追加の量産受注を獲得したと発表した。これを受け、同日の米国市場時間外取引で同社株価は一時15.9% の大幅高となった。
受注の詳細と技術的背景
今回受注したのは、完全自動化されたウェハレベル・バーンイン・システム「FOX-XP」。このシステムは、AI向け光インターコネクトやハイパースケール・データセンターで使用されるシリコンフォトニクス・デバイスの大量生産におけるバーンイン試験を目的としている。
発表によると、このシステムは以下の特徴を持つ。
- 300mmウェハを最大9枚まで並行して試験可能
- 完全自動化されたウェハ搬送装置「FOX WaferPak AutoAligner」を搭載
- 自動ウェハハンドラと統合することで、人手を介さないハンズフリー運用を実現
この顧客が開発するシリコンフォトニクス・デバイスは、AIプロセッサ、メモリ、スイッチ間の通信帯域を拡大し、消費電力を削減する次世代の光相互接続技術に不可欠とされる。
Ad経営陣の見解と市場への影響
エア・テスト・システムズのゲイン・エリクソン社長兼CEOは、「最初の完全自動化システムの設置と生産認定の成功は、この顧客との長期的関係における重要なマイルストーンだ」と述べた。さらに、「新年度の早い段階でこの追加生産受注を得られたことを大変喜ばしく思う。これは顧客の当社プラットフォームへの継続的な信頼を反映しており、2027年度の幸先の良いスタートとなる」とコメントした。
この受注は、AIインフラの拡大が同社の事業に直接的な好影響を与えていることを示すものであり、投資家心理を強く刺激した。同顧客は2026年度に最初のFOX-XPシステムを導入しており、今回の追加受注は、同社技術の性能と信頼性が実証された結果とみられる。
加速するシリコンフォトニクス需要
ハイパースケールAIインフラの拡大に伴い、シリコンフォトニクスへの需要は加速している。大手テクノロジー企業は、従来の電気的相互接続が直面する帯域幅、遅延、消費電力の限界を克服するため、光インターコネクト技術の採用を積極的に進めている。今回の受注は、この大きな技術的潮流の中で、エア・テスト・システムズが重要な地位を占めていることを示唆している。