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アカデミー・スポーツ株が反落、好決算後のアナリストの慎重な見方が重し

米スポーツ用品小売大手アカデミー・スポーツ&アウトドアーズ(ASO)の株価は、10日の時間外取引で0.2%安の51.06ドルと小幅に下落した。市場予想を上回る決算発表を受けて前日に急騰したものの、複数のアナリストが慎重な見方を示したことが利益確定の動きにつながっている。
市場予想を上回る第2四半期決算
同社が発表した2026年度第2四半期決算は、好調な内容だった。調整後EPS(1株当たり利益)は2.31ドルとなり、アナリスト予想コンセンサスの2.09ドルを大幅に上回った。これを受け、同社は通期の調整後EPS見通しを従来の6.40~6.80ドルから6.50~6.90ドルのレンジへと引き上げている。
決算の主な内容は以下の通り。
- 純売上高: 前年同期比3.0%増の16.5億ドル
- 売上総利益率(粗利率): 関税の払い戻しなども寄与し、440ベーシスポイント改善して40.4%に拡大
- 既存店売上高: 0.4%減
売上高と利益率が改善した一方で、既存店売上高が小幅ながらマイナスとなった点が、市場の一部で懸念材料と見なされている。
Adアナリストの慎重な評価が重しに
好決算にもかかわらず株価が伸び悩んでいる背景には、アナリストらの冷静な評価がある。BMOキャピタルは、同社株のカバレッジを投資判断「マーケットパフォーム」、目標株価42ドルで開始。既存店売上高の伸び悩みや、ワールドカップ関連需要が期待されたほどの押し上げ効果をもたらさなかった点を指摘した。
また、モルガン・スタンレーは投資判断「ホールド」を維持し、需要動向のばらつきと利益率の不透明感を理由に挙げた。バンク・オブ・アメリカも同様に「ホールド」を再表明し、特に客足が鈍化している低所得者層に対するマクロ経済の逆風に言及した。こうした慎重な見方が、決算発表後の楽観的なムードを抑制する形となっている。
この日の米国株式市場はS&P 500が小幅高、ナスダックが小幅安と方向感に乏しく、相場全体からの追い風は期待しにくい状況だ。ディックス・スポーティング・グッズなど同業他社も、特に節約志向の強い消費者からの支出圧力という同様の課題に直面している。本日のアカデミー・スポーツ株の下落は、新たな悪材料が出たというよりも、前日の急騰を受けた自然な調整局面と見られる。