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アボット・ラボラトリーズ株が上昇、米司法省と3.85億ドルで和解

Summary
米医療機器大手アボット・ラボラトリーズが、粉ミルクに関する不正請求疑惑を巡り米司法省と和解。法的責任を認めない形での決着が好感され、株価は市場全体が軟調な中で逆行高となった。
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Background
米医療機器大手アボット・ラボラトリーズ(NYSE: ABT)の株価は14日の日中取引で1.2%上昇した。同社が粉ミルクの製造を巡る不正請求防止法違反の疑いについて、米司法省(DOJ)と3億8500万ドルで和解に達したことが好感された。
和解の背景と詳細
今回の和解は、2018年から2022年にかけてミシガン州スタージスおよびアリゾナ州カサグランデの施設で製造された粉ミルクに関する疑惑を解決するもの。Investing.comが報じたところによると、和解金の主な内訳は以下の通りとなっている。
- 連邦政府への支払い:約3億4870万ドル
- 特定州へのメディケイド関連請求の支払い:約3630万ドル
投資家にとって特に重要な点は、この和解にはアボット側の過失や法的責任を認める内容が含まれていないことだ。これにより、同社は不正行為を認めることなく、長引いていた法的な問題を解決した形となる。
Ad市場の反応と投資家心理
この和解は、アボット株の重しとなっていた法的な不透明感を払拭するものと市場は受け止めている。負債額が確定し、問題が過去のものとなったことで、投資家は同社の将来性をより明確に評価できるようになった。10月中旬に予定されている次回の決算報告を前に、株価の再評価が進んでいるとみられる。
この動きは、S&P 500が0.3%、ダウ工業株30種平均が0.1%下落するなど、米国株式市場が総じて軟調に推移する中で際立っていた。同業のメドトロニックやボストン・サイエンティフィックなどの株価に連れ高の動きは見られず、アボットの株価上昇が同社固有の材料によるものであることを示している。同社株は一時、日中高値となる104.44ドルを付けた。