Story

ジンバブエ、新通貨「ZiG」への一本化を延期 経済安定を優先

ENTHMSVIIDZHZH-TWJAKOHI
Aug 5, 20261 min read
ジンバブエ、新通貨「ZiG」への一本化を延期 経済安定を優先
Text size
Background

ジンバブエ政府高官は、国内のインフレ率と為替レートが安定するまで、米ドルを段階的に廃止する計画を急がない方針を明らかにした。これにより、当面は米ドルと新通貨「ZiG(ジグ)」が併存する二重通貨制度が維持されることになる。

通貨一本化の延期を表明

ジンバブエのジョージ・グヴァマタンガ財務次官は、首都ハラレで開催された予算検討会議において、「安定した為替レートと安定したインフレが実現するまで、単一通貨への移行を急ぐことはない」と述べた。この発言は、政府が性急な通貨改革よりも経済のファンダメンタルズ改善を優先する姿勢を明確にしたものだ。

同国は、度重なるハイパーインフレを経て、国内通貨の信頼回復を目指している。2024年4月には、金(ゴールド)を裏付けとする新通貨ZiGを導入したが、これは過去の失敗を踏まえた6回目の試みとなる。

背景と経済状況

Sample IUX Markets – In-articleAd

当初の計画では、2030年までに米ドルの日常的な使用を廃止し、ZiGを唯一の法定通貨とすることを目指していた。しかし、今回の発表はこのタイムラインが柔軟に見直されることを示唆している。

経済指標を見ると、ジンバブエの年間インフレ率は、6月の4.7%から先月には3.2%まで低下し、鎮静化の兆しを見せている。これは、2020年5月に記録した786%というハイパーインフレからは大幅な改善である。投資家や市場関係者は、このインフレ抑制の持続可能性と、ZiGの為替レートの安定性を注視している。

今後の目標

グヴァマタンガ次官は、通貨の安定化に向けた具体的な目標も示した。政府は、現在の1.6カ月分に相当する外貨準備高を、輸入の2カ月分まで積み増すことを目指している。外貨準備の拡充は、為替市場への介入能力を高め、通貨の信認を支える上で不可欠な要素となる。

Back to latest news

LATEST