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ウクライナ、国防指導部めぐり抗議デモ激化 ゼレンスキー大統領は軍司令官らと会談

Summary
ウクライナのゼレンスキー大統領は20日、国防指導部に対する国民の不満が大規模な抗議デモに発展する中、軍の主要司令官らと会談した。フェドロフ前国防相の解任とシルスキー総司令官の更迭を求める声が強まっている。
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は20日、国防指導部に対する国民の不満が2022年のロシアによる侵攻以来最大規模の抗議デモに発展する中、軍の主要司令官らと個別に会談し、事態の収拾を図った。この動きは、政権と軍指導部の間に深刻な亀裂が生じていることを示唆している。
抗議デモの拡大と指導部への不満
首都キーウをはじめとする各都市では数日間にわたり、戒厳令下にもかかわらず数千人規模の抗議デモが続いている。ロイター通信によると、デモ参加者は主に若者で、先週のミハイロ・フェドロフ前国防相の解任に抗議し、オレクサンドル・シルスキー軍総司令官の更迭を要求している。
60歳のシルスキー総司令官に対しては、そのソ連式の指揮系統や犠牲をいとわない戦術に批判が集まっている。世論調査会社Gradusの調査では、ウクライナ国民の61%がフェドロフ氏の解任に反対していることが示された。
ゼレンスキー大統領の対応
ゼレンスキー大統領は事態を打開するため、シルスキー総司令官の後任候補と目される将軍5人と大佐1人の計6人と個別に会談した。会談相手には、統合軍司令官のミハイロ・ドラパティ氏や参謀本部次長のウォロディミル・ホルバチュク氏など、ロシアとの戦闘でキャリアを積んだ新世代の将校が含まれている。
Ad大統領府のキリロ・ブダノフ長官は、結束と自制を呼びかけ、「国民の声は聞き届けられた。現在対応を進めており、いずれ結果が出るだろう」と述べ、建設的な対応を約束した。
市場への影響と今後の展望
関係筋によると、35歳のフェドロフ氏はゼレンスキー大統領と「他の役割」について協議したが、国防相としての復帰のみを望んでいるという。一方、デモの主催者の一人は、7月24日までにシルスキー総司令官が解任され、フェドロフ氏が国防相に再任されない場合、「無期限のゼネスト」を開始すると警告している。
この指導部をめぐる混乱は、1,200km以上に及ぶ前線での戦況や、西側諸国からの支援の継続性に影響を及ぼす可能性がある。投資家や国際社会は、ウクライナの政治的安定性と戦争遂行能力に関する不確実性の高まりを注視している。