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ホワイトキャップ・リソーシズ株が急伸、アナリストの高評価と原油高が追い風

カナダの石油・ガス生産会社ホワイトキャップ・リソーシズ(WCP)の株価が9日、約2.0%上昇して18.58カナダドル(C$)に達し、日中には52週来高値となる18.68カナダドルを付けた。米証券会社Roth/MKMによる強気な投資判断の開始と、地政学的リスクの高まりを背景とした原油価格の急騰が主な材料となった。
アナリストによる強気な見方
Roth/MKMは、ホワイトキャップ・リソーシズのカバレッジを投資判断「買い」、目標株価21カナダドルで開始した。同行は、同社が2030年までに127億カナダドルのフリーキャッシュフローを生み出すと予測しており、これは現在の時価総額の58%に相当する。
この強気な見方は、同社が保有するモンニー・シェール層のガス井4,248基の分析に基づいている。Roth/MKMは、調査対象としたカナダのシェール事業者7社の中でホワイトキャップを第1位に評価した。CIBCやRBCといった他の金融機関も最近になって目標株価を引き上げており、アナリストのコンセンサスは「強い買い」となっている。
良好な業績と原油価格の急騰
Ad同社のファンダメンタルズも好調だ。2026年第2四半期には、キャッシュフローが過去最高の14億カナダドルに達した。また、通年の生産量見通しを日量38万5000石油換算バレル(BOE/d)に上方修正(今年2度目)する一方、2026年上半期で純負債を9億カナダドル削減している。
さらに、米国とイラン間の緊張激化(米軍によるイランの石油タンカー破壊との報道)を受け、ブレント原油先物価格が7月以来初めて1バレル100ドルを突破したことも、石油生産の比重が高い同社にとって直接的な追い風となった。
市場全体とは逆行する動き
この日の市場は、金融セクターの不振や地政学的リスクへの懸念から、カナダのS&P/TSX総合指数や米国の主要3指数(S&P 500、ダウ平均、ナスダック)が軒並み下落した。そのような状況下で、ホワイトキャップ・リソーシズの株価は、注目度の高いアナリスト評価、好調な業績、そして原油価格高騰という複数の好材料が重なり、市場の地合いに逆行して大幅な上昇を遂げた。