Story
CBOT小麦先物、買い材料難で反落 黒海情勢の緩和期待も重し

Text size
Background
シカゴ商品取引所(CBOT)の小麦先物は木曜日、買い材料に乏しい中、黒海地域の穀物輸出問題が外交的解決に向かうとの期待感が重しとなり、反落して取引を終えた。
黒海情勢の緩和期待
市場関係者によると、フランス通信(AFP)が、トルコがロシアとウクライナに対し黒海の商業輸送への攻撃を停止する停戦案を提示したと報じたことが、地政学的緊張の緩和期待につながった。これにより、世界有数の穀物輸出地域である黒海からの供給途絶リスクが後退するとの観測が広がった。
しかし、トレーダーの間では慎重な見方も根強い。過去にもトルコによる同様の仲介案が提示された経緯があるが、いずれも大きな進展には至らなかったため、今回の提案が実質的な状況改善につながるかは依然として不透明だとの声が聞かれる。
週間輸出成約高は予想の範囲内
Ad米国農務省(USDA)が発表した週間輸出成約高も、相場を動かす材料とはならなかった。9月10日までの週の小麦純輸出成約高は32万5900トンとなり、市場予想の15万〜50万トンの範囲内に収まった。予想通りの結果であったため、市場への影響は限定的だった。
主要限月の終値
- CBOT 12月限 ソフトレッドウィンター(SRW): 1ブッシェルあたり7.27ドル(3.75セント安)
- カンザスシティ 12月限 ハードレッドウィンター(HRW): 1ブッシェルあたり7.94-1/2ドル(5セント安)
- ミネアポリス 12月限 春小麦: 1ブッシェルあたり7.52-1/2ドル(3.5セント安)