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ウェスタンデジタル株が急騰、売られ過ぎからの反発とAI需要への期待が後押し

Summary
ストレージ大手のウェスタンデジタル(WDC)の株価が時間外取引で急騰。半導体セクター全体の下落で売られ過ぎた水準からの自律反発に加え、AI関連のストレージ需要への再評価やアナリストの強い支持が買いを誘った。
ストレージ大手のウェスタンデジタル(WDC)の株価は、21日の時間外取引で6.7%急騰した。最近の半導体セクター全体の下落に引きずられ、6月18日に付けた史上最高値から約36%下落していたが、売られ過ぎとの見方から買い戻しが優勢となった。
テクニカルな反発と複数の好材料
今回の株価上昇は、テクニカルな自律反発の側面が強い。しかし、投資家がAI(人工知能)関連のストレージ需要に対する見方を再評価していることも背景にある。市場全体も追い風となり、同日のナスダック総合指数は1.3%、S&P500種株価指数は0.5%それぞれ上昇し、AI関連銘柄への買いが再び勢いを増している。
さらに、同社を巡る好材料が投資家心理を支えている。好調なファンダメンタルズに加え、アナリストからの根強い支持、そして業界再編につながる可能性のある大型M&Aの動きが、今回の株価回復を後押しした。
根強いアナリストの支持と良好な業績
ウォール街のアナリストによる強気な見方は変わっていない。各社が提示する目標株価は現在の株価水準を大きく上回っており、機関投資家の強気シナリオが崩れていないことを示唆している。
Ad- Cantor Fitzgerald: 900ドル
- シティ: 800ドル
- バンク・オブ・アメリカ: 732ドル
- JPモルガン: 715ドル
同社の直近の2026年度第3四半期決算も好調だった。売上高は前年同期比45.5%増の33億4000万ドル、1株当たり利益(EPS)は2.72ドルで、いずれも市場予想を上回った。経営陣は、2026年暦年のHDD生産分は2028年まで続く長期契約で完全に確保されていることを明言している。
キオクシアとの合併交渉再開
事業環境におけるもう一つの注目点は、日本のキオクシアホールディングスとのNAND型フラッシュメモリ事業の統合に向けた合併交渉を再開したことだ。この取引が実現すれば、業界の生産能力の力学が変化し、長期的な価格決定力が高まる可能性があるとみられている。
投資家が次に関心を寄せるのは、8月5日に予定されている2026年度第4四半期および通期の決算発表となる。今回の株価の反発を持続的なものにする上で、根底にある需要の強さが改めて試されることになるだろう。