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ヴァレー・ナショナル・バンコープ株が下落、EPSが予想に届かず

米ニュージャージー州を拠点とする地方銀行ヴァレー・ナショナル・バンコープ(VLY)の株価が、23日の時間外取引で下落した。同日発表された2026年第2四半期決算において、調整後EPS(1株当たり利益)が市場予想にわずかに届かなかったことが嫌気された。
決算内容はまちまち、EPSが予想を下回る
同行が発表した第2四半期決算によると、調整後の希薄化後1株当たり利益は0.30ドルとなり、アナリストのコンセンサス予想である0.31ドルを0.01ドル下回った。一方で、収益は5億6,073万ドルと、予想の5億5,718万ドルを上回った。
純利益は1億7,090万ドル(希薄化後EPSで0.29ドル)と、前年同期の1億3,320万ドル(同0.22ドル)から増加した。また、純金利収入も4億8,700万ドルと、ほぼ市場予想通りだった。しかし、アナリストは1株当たり有形純資産も予想をわずかに下回ったと指摘しており、収益の増加といった好材料は、EPSの未達というネガティブな材料を相殺するには至らなかった。
高まった期待感が裏目に
Ad今回の決算発表に先立ち、市場の期待は高まっていた。カンター・フィッツジェラルド、トゥルーイスト、バークレイズ、UBS、JPモルガンを含む複数の証券会社が、ここ数週間で同行の目標株価を引き上げていた。過去90日間でEPSのコンセンサス予想も上昇傾向にあり、決算に対するハードルが上がっていた状況だった。
こうした背景から、わずかなEPSの未達であっても、投資家の失望売りを誘う結果となった。前年同期比13%の収益成長など、事業のファンダメンタルズには進展が見られるものの、高い期待には応えられなかった形だ。
市場全体の地合い悪化も重しに
当日の米国株式市場が全面安となったことも、同行の株価にとって向かい風となった。S&P500種株価指数が1.1%、ダウ工業株30種平均が1.2%、ナスダック総合指数が1.5%それぞれ下落するなど、市場全体がリスクオフムードに包まれた。このマクロ経済環境の悪化が、個別銘柄の売り圧力をさらに強める要因となった。