Story
米雇用統計の軟化を受け国債利回り低下、FRB議事録に注目

Summary
先週発表された6月の米雇用統計が予想を下回ったことを受け、週明けの米国債利回りは低下した。市場の関心は、今週水曜日に公開される連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録に移っている。
Text size
Background
週明けの債券市場で、米国債利回りは低下した。先週発表された6月の雇用統計が市場予想を大幅に下回ったことを受け、投資家がインフレと金利の短期的な見通しを再評価している。指標となる10年物国債の利回りは約4.45%に低下し、政策金利に敏感な2年物国債の利回りも4.11%まで下がった。
6月の非農業部門雇用者数は5万7000人増にとどまり、市場コンセンサスの11万人増を大きく下回った。これは過去4ヶ月で最も低い伸びとなる。失業率は4.2%に予想外に低下したが、アナリストはこれを労働参加率の低下によるものと分析しており、労働市場の冷却を示唆しているとの見方が広がっている。
原油価格の下落も、長期債への追い風となっている。ブレント原油は、エネルギー輸送ルートの混乱緩和やOPECプラスの増産見通しを背景に1バレルあたり約71.86ドルまで下落し、短期的なエネルギー起因のインフレ懸念を和らげている。
Ad市場の焦点は、水曜日に公表される6月の連邦公開市場委員会(FOMC)議事録に移っている。この議事録は、新たに就任したケビン・ウォルシュFRB議長のもとで初めて公開されるものであり、中央銀行の動向を探る上で注目度が高い。