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米国株先物、原油100ドル目前と利上げ観測で上値重い展開

火曜夜間の取引で、米国株価指数先物は小動きとなった。原油価格が1バレル100ドルに迫る中、米連邦準備制度理事会(FRB)による今月の追加利上げ観測が強まっており、投資家の慎重姿勢が続いている。
原油高と金利上昇が重し
ブレント原油先物はアジア時間の取引で一時99.67ドルまで上昇し、心理的節目である100ドルに迫った。Investing.comによると、イランが支援するフーシ派武装勢力によるサウジアラビアのエネルギー施設への攻撃などが背景にあると報じられている。
原油価格の高騰は、エネルギーコストの上昇を通じてインフレを高止まりさせ、中央銀行の金融緩和を困難にするとの懸念を再燃させている。この動きは米国債利回りにも波及しており、指標となる米国10年債利回りは火曜日に一時4.8%を超え、2023年11月以来の高水準に達した。これにより、相対的に安全資産である債券の魅力が高まる一方、企業や消費者の借入コストが増大する。
FRBの利上げ観測が強まる
市場の焦点は、今週金曜日に発表される米国の消費者物価指数(CPI)に移っている。このデータは、FRBの今後の金融政策の方向性を占う上で重要な手がかりとなる。
AdCME FedWatchツールによると、市場が織り込む9月の会合での0.25ポイント利上げの確率は、1週間前の約40%から約68%へと大幅に上昇した。FRBは9月16日から17日にかけて連邦公開市場委員会(FOMC)を予定しており、それまではインフレ関連の経済指標に市場が敏感に反応する展開が予想される。
前日の市場動向
この慎重な地合いは、火曜日の通常取引での全面安を引き継いだものだ。ダウ工業株30種平均は1.2%下落、S&P500種株価指数は0.6%安、ナスダック総合指数も0.3%安で取引を終えた。
日本時間水曜朝の時点で、S&P500先物はほぼ横ばい、ナスダック100先物は小動き、ダウ先物は0.1%安で推移しており、市場の警戒感が示されている。