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米国、ホルムズ海峡の緊張激化を受けイランに追加制裁を発表

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Jul 13, 20261 min read
米国、ホルムズ海峡の緊張激化を受けイランに追加制裁を発表

Summary

米財務省は、ホルムズ海峡でのタンカー攻撃の再開を受け、イランの新最高指導者の主要な資金提供者とされる人物らに対する新たな制裁を発表した。この措置は、両国間の地政学的リスクを一段と高める可能性がある。

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米財務省は10日、ホルムズ海峡におけるタンカーへの攻撃が再開されたことを受け、イランに関連する新たな制裁措置を発表した。今回の制裁は、イランの新最高指導者モジュタバ・ハメネイ師の主要な資金提供者とされる人物を含む、13の個人および団体を対象としている。

制裁の対象と背景

米財務省によると、制裁の主な対象はドバイを拠点とするイラン人銀行家兼実業家のアリ・アンサリ氏である。同氏は、イランのイスラム革命防衛隊(IRGC)などの活動を財政的に支援したとして、以前に英国からも制裁を受けていた。

財務省は、アンサリ氏が公的資金を流用し、不動産や商業施設からなる広範な海外ポートフォリオを構築することで、自身や政府エリート、IRGCを富ませていたと指摘。同省の外国資産管理局(OFAC)は、制裁対象のイランの銀行に代わって年間数十億ドルを動かしていたとされるイラン国内の3つの両替商や、海外のフロント企業も対象に加えた。

地政学的緊張の高まり

今回の制裁は、カタールとサウジアラビアの商業タンカー3隻がイランの攻撃を受けたことを発端とする、一週間にわたる紛争の激化に続くものだ。この攻撃に対し米国はイランの拠点を攻撃し、イランは湾岸諸国の米軍施設に報復攻撃を行っていた。

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トランプ米大統領は10日、イランとの停戦合意は終了したものの、イラン側の要請で協議は継続すると述べた。一方、イランのアラグチ外相は、今回の制裁が新たな制裁を科さないとした合意覚書の第9条に違反すると主張。財務省のスコット・ベセント長官は、ハメネイ師らを国際金融システムから孤立させるため「あらゆる手段を行使し続ける」と声明で述べた。

市場への示唆

オブシディアン・リスク・アドバイザーズのマネージング・プリンシパル、ブレット・エリクソン氏は、今回の新たな制裁は米国が「既存の枠組みを維持しようとするのではなく、完全に置き換える準備をしている」という明確なメッセージを送るものだと分析している。

ホルムズ海峡での緊張の高まりは、世界の石油供給における重要なチョークポイント(要衝)での紛争リスクを増大させる。投資家は、地政学的リスクの上昇が原油価格や関連資産に与える影響を注視する必要がある。

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