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米石油リグ稼働数が増加、ホルムズ海峡のタンカー攻撃で供給懸念も

Summary
ベーカー・ヒューズによると、米国の石油リグ稼働数は週間で1基増加し455基となった。一方、中東ではホルムズ海峡でタンカーが攻撃され、世界の石油供給に対する地政学的リスクが高まっている。
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米国の石油生産の先行指標となるリグ稼働数が増加する一方で、中東の主要な輸送路であるホルムズ海峡でタンカーが攻撃され航行がほぼ停止し、世界のエネルギー供給に対する懸念が強まっている。
ホルムズ海峡の緊張高まる
アラブ首長国連邦(UAE)の国営WAM通信によると、木曜日に国営アブダビ国営石油会社が所有するタンカー2隻がホルムズ海峡を通過中に攻撃を受けた。UAE政府はこの攻撃をイランによるものだと非難している。
この事件を受け、金曜日には同海峡を通過する船舶の交通がほぼ停止状態に陥り、週間の通航量は月間平均を著しく下回った。ホルムズ海峡は世界の石油輸送の要衝であり、ここでの混乱は原油価格に直接的な影響を与える可能性がある。
米国の石油リグ稼働数は高水準に
Ad一方、エネルギーサービス企業のベーカー・ヒューズが金曜日に発表したデータによると、米国の石油掘削リグの稼働数は今週1基増加し、合計455基となった。これは2025年5月以来の最高水準である。
リグ稼働数は将来の生産量を示す先行指標と見なされており、稼働数の増加は米国の将来的な原油生産量の拡大を示唆する。これは、中東からの供給不安をある程度相殺する材料として市場で意識される可能性がある。
市場への影響
投資家は、中東の地政学的リスクの高まりによる短期的な供給懸念と、米国での生産拡大の兆しという相反する要因を注視している。なお、調査会社IIRエナジーによると、来週の米国の製油所の計画外停止による生産能力の減少は日量16万3000バレルと、今週と同水準にとどまる見込みだ。