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米国天然ガス先物、原油高に連れ高 地政学リスクが支援

Summary
火曜日の取引で米国天然ガス先物は、原油価格の上昇と中東の地政学的緊張を背景に反発した。しかし、記録的な生産水準と需要減退への懸念が上値を抑制している。
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火曜日の取引で米国天然ガス先物は、原油価格の上昇を背景に反発した。ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)の9月限は、前日比8.6セント(3.2%)高の100万英国熱量単位(MMBtu)あたり2.78ドルで引け、前日に付けた8月7日以来の安値から回復した。
原油高と地政学リスクが支援材料
天然ガス価格を押し上げた主な要因は、エネルギー市場全体に広がった強気のセンチメントだ。指標となるブレント原油価格が1バレルあたり91ドルを突破したことが、天然ガスにも買いを誘った。
原油高の背景には、イランを巡る地政学的緊張の高まりがある。イランと米国との間の停戦合意の可能性が遠のいたとの見方から、中東からのエネルギー供給が滞るとの懸念が浮上した。
Investing.comが引用したイラン国営メディアの報道によると、同国の首席交渉官は、米国が6月の暫定合意を履行するまでホルムズ海峡を閉鎖し続けると言及したと伝えられている。
Ad記録的な生産水準が上値を抑制
しかし、天然ガス価格の上昇幅は限定的だった。市場では、米国内の天然ガス生産が記録的な高水準で推移していることや、今後の需要が減少するとの見方が重しとなっている。
潤沢な供給見通しは、天然ガス固有のファンダメンタルズ(需給の基礎的条件)が弱気であることを示唆しており、原油価格主導の上昇に対する抑制力として働いている。投資家は、地政学的な動向に加え、米国の在庫統計など需給に関する指標を引き続き注視している。