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米8月CPI、ガソリン高で加速 FRBの来週利上げ観測が強まる

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米労働省労働統計局が9月11日に発表した8月の消費者物価指数(CPI)は、ガソリン価格の上昇を背景に伸びが加速し、来週に迫った米連邦準備制度理事会(FRB)による追加利上げの観測を強めている。
CPIの伸びが加速、コア指数も予想上回る
8月のCPI統計の主な内訳は以下の通り。
- 総合CPI(前月比): +0.4%(7月は+0.1%)。市場予想と一致した。
- 総合CPI(前年同月比): +3.4%。7月から横ばいで、市場予想と一致。
- コアCPI(前月比): +0.3%。食品とエネルギーを除いた指数で、市場予想と7月の実績(共に+0.2%)を上回った。
- コアCPI(前年同月比): +2.4%。市場予想と一致したが、7月の+2.5%からは伸びが鈍化した。
2ヶ月連続で下落していたガソリン価格が反発したことが、総合指数の伸びを押し上げた主な要因となった。一方、変動の激しい項目を除くコア指数の前月比での加速は、インフレ圧力の根強さを示唆している。
市場は9月の利上げを確実視
Ad今回のCPI報告を受け、金融市場ではFRBが9月15-16日の連邦公開市場委員会(FOMC)で追加利上げに踏み切るとの見方が支配的になっている。CMEグループのFedWatchツールによると、CPI発表前には25ベーシスポイントの利上げ確率が約70%と織り込まれていたが、今回のデータは利上げの可能性をさらに後押しした。
先週発表された力強い8月の雇用統計や、前日に公表された生産者物価指数(PPI)の上昇も、FRBのタカ派姿勢を支える材料と見なされている。FRB高官は先月、インフレ率が2%目標に向かって低下しているという確信が得られなければ、中央銀行には「まだやるべき仕事がある」と発言しており、引き締め継続の姿勢を示唆していた。
今後のインフレ圧力と政治的背景
原油価格が1バレル100ドル台に再び上昇し、ディーゼル価格が過去最高値を更新するなど、今後のインフレ見通しには依然として上振れリスクが存在する。一部のエコノミストは、輸入品への追加関税も物価圧力を継続させる要因になると指摘している。
一方で、トランプ大統領はFRBに対し利下げを要求する圧力を強めている。市場では、FRBが政治的圧力に屈せず、その独立性を示すために来週の利上げを断行するとの見方も一部で浮上している。