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ホルムズ海峡の攻撃停止、イランに公約要求=米高官

米政府高官は10日、イランに対し、主要な石油輸送路であるホルムズ海峡における船舶への攻撃を停止し、全ての航路が通行料なしで開放されることを公に言明するよう要求していることを明らかにした。ロイター通信が報じたもので、両国間の対話はここ数日生産的であったという。
米国の具体的な要求
米政府高官は記者団との電話会見で、「我々が要求しているのは、イランがホルムズ海峡の全航路が開放されていること、そして船舶への攻撃を停止することを認める公式声明を出すことだ」と述べた。さらに、「彼らがその声明を出すか、さもなければ彼らにとって良い結果にはならない」と強硬な姿勢を示した。
この要求の背景には、今週発生したカタールとサウジアラビアの商船タンカー3隻への攻撃がある。この事件を受け、米国はイランの関連施設を攻撃し、イランも湾岸諸国の米軍施設に報復攻撃を行ったことで、トランプ米大統領は6月に両国が署名した停戦は終了したと宣言している。
核問題も交渉の焦点
Adホルムズ海峡の安全確保に加え、米国はイランが保有する核物質の引き渡しを根本的な要求としている。イランは900ポンド(約408kg)以上の高濃縮ウランを保有しているとみられており、米当局者はこれを「核の塵(nuclear dust)」と呼んでいる。
ある高官は「もし我々がその『塵』を手に入れられなければ、イランとの合意はあり得ない」と述べ、6月に署名された覚書に基づく60日間の交渉期間内にこの問題が解決される必要があるとの認識を示した。イランが要求を拒否した場合、軍事的・経済的な選択肢があると警告している。
市場への影響
ホルムズ海峡は世界の石油供給量の約5分の1が通過する戦略的に極めて重要な海上交通路(チョークポイント)である。この地域での地政学的リスクの高まりは、世界のエネルギー市場の安定を直接脅かし、原油価格の急騰につながる可能性があるため、市場関係者は今後の動向を注視している。