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米の銅輸入関税計画が停滞、プレミアム急落で価格下落

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米国で計画されていた銅の輸入関税導入が、国内製造業のコスト増を懸念するホワイトハウスの意向により停滞していると報じられた。この報道を受け、米国向けに出荷される銅に上乗せされるプレミアム(割増金)が木曜日に急落し、銅の国際価格を押し下げた。
関税導入の停滞
報道によると、ホワイトハウスは銅の輸入に関税を課すことで国内の鉱山業を後押しする一方、製造コストを押し上げてしまう潜在的なデメリットを懸念し、計画の実行をためらっているという。この不透明感から、これまで関税導入を見越して米国に銅を輸送するインセンティブとなっていたプレミアムが急激に縮小した。
銅価格とスプレッドへの影響
このニュースは銅市場に直接的な影響を与えた。市場の主な指標は以下の通り。
Ad- ロンドン金属取引所(LME)の銅ベンチマーク価格は、一時史上最高値の1トンあたり14,875ドルを付けた後、グリニッジ標準時11時20分時点で3%安の14,329.50ドルに下落した。
- 米国のCOMEX(ニューヨーク商品取引所)では、銅先物価格が4.7%安の1ポンドあたり6.49ドル(1トンあたり約14,308ドル)に下落した。
特に、米国市場の割高感を示すCOMEXとLMEの価格差(スプレッド)は、木曜日に一時1トンあたり約200ドル縮小し、マイナス圏に転じるなど不安定な値動きとなった。最終的にはマイナス20ドル近辺で推移し、米国への銅の現物輸送が採算割れとなる状況を示唆している。
背景
市場関係者は、トランプ大統領が輸入関税の可能性に関する調査を命じた昨年2月以降、2027年初頭から導入される可能性のあった15%の関税を警戒し、米国への銅の出荷を活発化させていた。この動きがCOMEX価格をLME価格より大幅に高い水準に維持してきたが、今回の関税計画の停滞報道により、その前提が崩れる形となった。