Story

英FTSE100、横ばい圏で推移 良好なGDP統計がホルムズ海峡の緊張を相殺

ENTHMSVIIDZHZH-TWJAKOHI
Sep 11, 20261 min read
英FTSE100、横ばい圏で推移 良好なGDP統計がホルムズ海峡の緊張を相殺
Text size
Background

11日のロンドン株式市場でFTSE100種総合株価指数は、強弱材料が交錯し、横ばい圏での推移となった。予想を上回る英国の国内総生産(GDP)統計が買い材料となったものの、イランが関与するホルムズ海峡での緊張の高まりが相場の重しとなった。

市場概況

協定世界時(GMT)午前7時25分(日本時間午後4時25分)時点で、英FTSE100指数は0.03%安とほぼ変わらず。一方、他の欧州市場は堅調で、独DAX指数は0.28%高、仏CAC40指数は0.55%高で取引されている。

外国為替市場では、英ポンドが対米ドルで0.09%上昇し、1ポンド=1.3524ドルで推移している。市場では、好調な国内経済指標と中東の地政学的リスクを天秤にかける展開となっている。

経済指標と地政学リスク

英国統計局(ONS)が発表した7月の月次GDPは、市場予想を大幅に上回る前月比0.4%増となった。年率換算では1.6%増と、2025年2月以来の力強い伸びを記録した。ONSの経済統計担当者は、「サービス部門の継続的な力強さが、生産・建設部門の落ち込みを部分的に相殺した」と指摘し、人工知能(AI)関連がソフトウェア開発を押し上げているとの見方を示した。

一方で、イラン革命防衛隊がホルムズ海峡で米国の無人水上艇を拿捕したと発表したことで、地政学的リスクへの懸念が再燃した。これは、国連の核監視機関である国際原子力機関(IAEA)が、イランの核不拡散義務違反を指摘し、国連安全保障理事会に付託する決議を採択した直後の出来事だった。ロイター通信によると、ホルムズ海峡を通過する船舶の数は、10日平均の15隻を大幅に下回り、10日の11隻から11日には7隻に減少した。

Sample IUX Markets – In-articleAd

原油・貴金属市場の動向

地政学的リスクの高まりにもかかわらず、原油価格は下落した。ブレント原油先物は2.12%安の1バレル=105.35ドル、WTI原油先物は1.76%安の1バレル=100.69ドルとなった。INGのアナリストは、市場が「紛争の期間と深刻さ、および地域供給への脅威の高まりを再評価している」と分析しており、サウジアラビアのエネルギーインフラや紅海経由の原油輸出へのリスクが意識されている。

金価格はまちまちの動きとなった。金先物は0.38%安の1オンス=4,390.25ドルだったが、金現物は0.76%高の4,349.24ドルで取引された。

個別銘柄の動向

  • バークレー・グループ(Berkeley Group): 住宅購入者のマインド低下と政治的な不確実性が需要の重しになっていると警告した。
  • トレインライン(Trainline): 上半期の収益と純発券売上が予想を上回り、通期ガイダンスを再確認。新たに1億ポンドの自社株買いも発表した。
Back to latest news

LATEST