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TSX先物、中東の緊張緩和期待で上昇 金価格高も支援

Summary
カナダの株価指数先物が小幅に上昇。中東の地政学的緊張の緩和に向けた外交努力への期待が市場心理を支えたほか、金価格の上昇も資源株の多い同指数を後押しした。
カナダの主要株価指数の先物が火曜日に小幅上昇した。中東の地政学的緊張の緩和に向けた外交努力への期待が広がったほか、金価格の上昇が資源株の多い同指数を支えた。
東部時間午前7時20分(日本時間午後8時20分)時点で、S&P/TSX 60種標準先物は5ポイント(0.2%)高で推移した。
中東情勢とコモディティ市場
イランがホルムズ海峡でタンカーを攻撃し、米国がイランの標的に対して報復攻撃を行うなど、中東では攻撃の応酬が激化している。この紛争により、世界の主要な石油輸送路であるホルムズ海峡の航行がほぼ停止し、供給懸念から原油価格は月曜日に5週間ぶりの高値を付けた。
しかし、その後は地域的な和平交渉への期待から価格は上昇分の一部を削った。投資家心理の改善がカナダ市場にも波及した形だ。
- 国際的な指標であるブレント原油先物は1.2%上昇し1バレル=90.29ドル。
- 米国のWTI原油先物は1.7%高の1バレル=83.90ドルとなった。
Ad地政学的リスクの高まりを背景に、安全資産とされる金も買われた。スポット金は1.2%高の1オンス=4,056.76ドルで取引され、金関連銘柄の多いTSX総合指数にとって支援材料となった。
カナダ国内の材料
カナダ国内では、月曜日に発表された6月の消費者物価指数(CPI)が前年同月比2.8%の上昇となり、前月の3.2%から鈍化したことが好感された。ガソリン価格の下落が主な要因である。
ロイターが引用したLSEGのデータによると、このインフレ鈍化を受け、市場ではカナダ銀行(中央銀行)が2026年内は金利を据え置くとの見方が強まっている。次回の金融政策決定会合は9月に予定されている。
一方で、トランプ米大統領は紙や合板など幅広いカナダ製品に50%の関税を課す大統領令に署名しており、カナダ経済にとっての懸念材料として注視されている。