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カナダ株先物、金利・原油高を嫌気し下落 FOMC控え警戒感

Summary
カナダの株価指数先物は、国債利回りと原油価格の上昇を受けて下落した。米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、市場では金融引き締めへの警戒感が広がっている。
カナダの主要株価指数先物は火曜日、国債利回りと原油価格の高騰が重しとなり下落しました。米連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策決定を前に、投資家の間で新たな緊張が走っています。
市場の概況
東部時間午前7時5分(日本時間午後8時5分)時点で、S&P/TSX 60指数標準先物は3ポイント(0.2%)安で取引されました。前日の月曜日、S&P/TSX総合指数は0.01%の小幅高で取引を終えたものの、先週記録した6週間ぶりの安値水準をわずかに上回る水準にとどまっています。
カナダ国内では、8月の消費者物価指数(CPI)が前年同月比で3%上昇し、市場予想と一致したものの、カナダ銀行が目標とする2%を依然として上回っていることが示されました。
原油高と金利上昇が重荷に
市場の重荷となっているのは、サウジアラビアの主要な東西パイプラインの閉鎖に端を発した原油価格の急騰です。この供給不安を背景に、エネルギー主導のインフレ継続への懸念が強まっています。
Ad- パイプラインの状況: AP通信が関係者の話として報じたところによると、このパイプラインは修理のため3〜5週間停止する見込みです。ロイターは、閉鎖が長期化すれば世界の石油供給の最大4%に影響が及ぶ可能性があると伝えています。
- 金利への影響: インフレ懸念から、米国の10年物国債利回りは2007年以来の最高水準に達するなど、国債利回りは世界的に上昇。これは企業の借入コストを増加させ、株式の相対的な魅力を低下させるため、株価の重荷となります。
INGのアナリストは顧客向けメモで、「損傷の程度や停止期間には依然として多くの不確実性が残る。明確になるまで価格は底堅く推移する可能性が高い」と指摘しました。
FOMCを前に高まる警戒感
こうした状況を受け、市場ではFRBが水曜日に終了する連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げを決定するとの見方が強まっています。CMEのデータによると、投資家は0.25パーセントポイントの利上げの可能性を約92%織り込んでおり、これは1週間前の59%から大幅に上昇しています。
利上げ観測は、金利を生まない資産である金の魅力を低下させます。金価格の下落を受け、鉱業株を含む素材セクターは軟調に推移しました。一方で、原油高を背景にエネルギーセクターは上昇し、指数の一部を下支えしました。