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カナダ株先物、米国・イランの戦闘休止で上昇 原油安が追い風

Summary
週明けのトロント市場で株価先物が上昇。米国とイランの戦闘休止を受けた原油価格の急落がインフレ懸念を後退させ、投資家心理が改善した。
週明け27日の取引で、カナダの主要株価指数先物が上昇した。米国とイラン間の戦闘が一時的に休止したことを受けて原油価格が急落し、インフレ懸念が和らいだことで投資家のリスク選好姿勢が強まった。
地政学リスク後退と原油価格の急落
米国がイランに対する軍事作戦を停止し、イラン側も報復攻撃を中断したとの報道を受け、中東の主要輸送路の混乱に対する懸念が後退した。これを受け、世界の原油価格は5%以上急落。エネルギー価格の急騰がインフレを再燃させ、中央銀行が高金利政策の維持を余儀なくされるとの不安が和らぎ、株式市場の追い風となった。
東部標準時間午前7時54分時点で、S&P/TSX 60標準先物は16ポイント(0.8%)高で推移。先週末のS&P/TSX総合指数は176ポイント(0.5%)高の35,369.10で取引を終え、週間で付けた過去最高値に迫っていた。
米国市場も連れ高、重要イベントを前に
このリスクセンチメントの改善は米国市場にも波及しており、週明けの主要株価指数先物は軒並み上昇している。S&P 500種株価指数先物は0.9%高、ハイテク株中心のナスダック100指数先物は1.4%高となった。
Ad市場参加者は、今週予定されている複数の重要イベントを注視している。
- 米連邦公開市場委員会(FOMC)の金融政策決定会合
- アップルやマイクロソフトなど巨大ハイテク企業群「マグニフィセント・セブン」の四半期決算
- 第2四半期の米GDP(国内総生産)速報値
- FRBがインフレ指標として重視する6月の個人消費支出(PCE)価格指数
市場の注目点
金融政策に関しては、FOMCは今回、政策金利を据え置くと広く予想されている。しかし、投資家は会合後のパウエルFRB議長の記者会見から、インフレ見通しや将来の金融政策の方向性に関する手がかりを探ることになる。
企業決算では、特に巨大ハイテク企業の人工知能(AI)関連の巨額な設備投資が焦点となる。先の決算ではアルファベットやテスラが積極的な投資計画を示し、短期的な収益を上回るペースで現金が消費されていることへの懸念が浮上していた。商品市場では、米長期金利の低下とドル安を背景に金価格が上昇している。