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トタルエナジーズ、ロシア産LNG販売で年間4億ドルの収益 CEOが公表

Summary
フランスの石油大手トタルエナジーズは、ロシアのヤマルLNGプロジェクトからの液化天然ガス販売により、年間約4億ドルの収益を上げていることが明らかになった。パトリック・プヤンネCEOがアナリスト向け決算説明会で述べた。
フランスの石油大手トタルエナジーズ(TotalEnergies)が、ロシアのヤマルLNGプラントから産出される液化天然ガス(LNG)の販売により、年間約4億ドルの収益を上げていることが明らかになった。同社のパトリック・プヤンネ最高経営責任者(CEO)が、木曜日に開催された決算説明会でアナリストに対し説明した。
収益構造の詳細
プヤンネCEOによると、この収益はヤマルLNGからLNG貨物を引き取り、販売する事業から生じている。同氏は「この事業の規模は平均で4億ドルだが、契約がブレント原油価格に連動しているため変動する」と述べた。
この収益は、英国法人が計上しているという。トタルエナジーズは2022年のロシアによるウクライナ侵攻後もロシアのLNG事業への出資を維持しているが、これらの持ち分は連結対象から除外している。そのため、この収益は同社の公式な財務報告には計上されていない。
配当収入と制裁の影響
トタルエナジーズはLNG貨物の販売に加え、ヤマルLNGの株式20%およびその親会社であるノバテク(Novatek)の株式19.4%を保有することによる配当収入も得ている。しかし、プヤンネCEOは、欧州の対ロシア制裁により、これらの資金をロシアから欧州へ送金する能力が制限されていると指摘した。
Ad同氏は「一部のキャッシュフローは分配されたが、全額ではない」と述べ、これまでに本国へ送金された具体的な金額は明らかにしなかった。2024年には、ノバテクからの配当金が年間約6億ドルに上るものの、海外で留め置かれていると述べていた。
市場への示唆
トタルエナジーズの今回の発表は、西側諸国による対ロシア制裁下においても、一部のエネルギー企業がロシアとの事業関係を継続している実態を浮き彫りにした。投資家にとっては、地政学的リスクや規制変更が同社の収益に与える影響を注視する必要がある。
現在、欧州連合(EU)はロシア最大のLNGプラントであるヤマルから記録的な量のLNGを輸入しているが、来年からは制裁の一環としてこれらの輸入を禁止する計画だ。この禁止措置が実行されれば、トタルエナジーズの当該事業に直接的な影響が及ぶ可能性がある。