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サーモフィッシャー株が急伸、好決算と通期見通し引き上げを好感

Summary
生命科学大手のサーモフィッシャー・サイエンティフィックが、市場予想を上回る第2四半期決算と通期業績見通しの上方修正を発表し株価が急伸。同業他社が示した需要懸念を払拭したことも好感された。
23日の米株式市場で、生命科学大手のサーモフィッシャー・サイエンティフィック(TMO)の株価が急伸した。市場予想を大幅に上回る第2四半期決算と通期の業績見通し引き上げが好感され、主要株価指数が下落する中でも買いが集まった。
市場予想を上回る好決算
サーモフィッシャーが発表した第2四半期決算は、売上高が前年同期比10%増の119億9000万ドル、調整後1株当たり利益(EPS)が6.03ドルとなり、いずれもウォール街のコンセンサス予想を大幅に上回った。
同社は決算発表と同時に、2026年通期の売上高と調整後EPSの見通しを上方修正した。この新ガイダンスも市場予想を上回る水準であり、投資家の信頼感を高める要因となった。
同業他社の懸念を払拭
今週初め、同業のダナハー(DHR)が、バイオテクノロジー部門で大口顧客によるクロマトグラフィー樹脂の出荷延期を理由に、期待外れの業績見通しを示していた。これにより、業界全体の需要減速に対する懸念が投資家の間で広がっていた。
Adしかし、サーモフィッシャーのバイオプロダクションおよびバイオ医薬品サービス部門が堅調な業績を上げたことで、この問題がダナハー固有のものであり、セクター全体に及ぶものではないとの見方が強まった。これにより、市場の不安が払拭された形だ。
株主還元と市場の反応
好調な決算内容に加え、同社が第2四半期中に10億ドル規模の自社株買いを実施したことも、株価を押し上げる好材料となった。
この日の米株式市場は、S&P 500が0.85%安、ナスダック総合指数が1.58%安となるなど、リスクオフ基調が鮮明だった。その中でサーモフィッシャー株は一時9.0%近く上昇し、日中高値587.49ドルを付けるなど、同社固有の材料の強さが際立った。