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テキサス・インスツルメンツ株、好決算発表も下落―期待先行で利益確定売り

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Jul 23, 20261 min read
テキサス・インスツルメンツ株、好決算発表も下落―期待先行で利益確定売り
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半導体大手テキサス・インスツルメンツ(TXN)の株価が、7月22日引け後に発表された好決算にもかかわらず、23日の時間外取引で5.3%下落した。市場予想を上回る力強い内容であったものの、既に高い期待が株価に織り込まれていたことから、典型的な「セル・ザ・ニュース(事実で売る)」の動きとなった。

予想を上回る決算とガイダンス

同社が発表した2026年第2四半期決算は、市場の期待を大きく上回るものだった。主要な数値は以下の通り。

  • 売上高: 54億6000万ドル(前年同期比23%増)。市場予想の52億4000万ドルを上回った。
  • 調整後1株当たり利益(EPS): 2.14ドル。アナリスト予想の1.92ドルを大幅に超えた。
  • 売上総利益率: 61%に達した。

ハビブ・イランCEOは、「産業機器、データセンター、自動車向けが牽引し、売上高は前期比で13%、前年同期比で23%増加した」と述べ、幅広い分野での成長を強調した。同時に発表された第3四半期の業績見通しも、売上高が56億5000万ドル~61億5000万ドル、EPSが2.23ドル~2.57ドルと、それぞれ市場予想(売上高56億2000万ドル、EPS2.15ドル)を上回る強気な内容だった。

株価下落の背景

好調なファンダメンタルズにもかかわらず株価が下落した背景には、複数の要因が指摘されている。

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第一に、株価のバリュエーション(評価)が過去5年間の平均を大幅に上回る水準にあり、好決算が既に株価に織り込み済みだったとの見方が広がった。これにより、決算発表を機に利益を確定する動きが優勢となった。

第二に、競合他社の動向がセクター全体の重荷となった。同日、アナログ半導体の主要競合であるSTマイクロエレクトロニクスが期待外れの第3四半期売上高見通しを発表し、欧州市場で株価が急落。これが半導体セクター全体への懸念を呼び、TI株にも連れ安の圧力がかかった。

さらに、過去3ヶ月間でインサイダーによる8890万ドル相当の自社株売却があった一方、購入は一件も報告されておらず、これも売り圧力を強める一因となった可能性がある。

市場への影響

今回の株価下落は、TIの事業基盤の悪化を示すものではなく、むしろ高い期待感に対する利益確定売り、競合の不振、ややリスクオフに傾いた市場全体の地合いが複合的に作用した結果とみられる。投資家にとっては、企業の好調なファンダメンタルズと市場の期待値とのバランスを見極めることの重要性を示す事例となった。

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