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テック・リソーシズ株が急騰、予想を7割近く上回る好決算を好感

Summary
カナダの鉱業大手テック・リソーシズが23日に発表した第2四半期決算は、利益と売上高が共に市場予想を大幅に上回った。これを受け、同社の株価は市場全体の軟調な地合いに反して時間外取引で急騰した。
カナダの鉱業大手テック・リソーシズが7月23日の取引開始前に発表した第2四半期決算が、市場予想を大幅に上回る内容となったことを受け、同社のB株は時間外取引で4.6%上昇し、59.85ドルに達した。
予想を大幅に上回る第2四半期決算
同社が発表した第2四半期決算の主要な数値は以下の通り。
- 非GAAPベースの1株当たり利益(EPS): C$1.93。アナリストのコンセンサス予想(約C$1.15)を約68%上回った。
- 売上高: C$3.61B(36億1000万カナダドル)。市場予想の約C$3.27Bを上回った。
- 調整後EBITDA(利払い・税・償却前利益): 22億ドル。前年同期比で204%の増加。
- 株主に帰属する利益: 前年同期比で314%増加。
この力強い業績は、同社の中核事業における優れた業務遂行能力を反映したもの。特に亜鉛部門の貢献は大きく、減価償却前粗利益は前年同期の1億5900万ドルから3億5300万ドルへと倍増以上となった。
事業の安定性と今後の見通し
Adジョナサン・プライス最高経営責任者(CEO)は、チリのQB銅鉱山が3四半期連続で安定した業績を達成したことを強調。今回の決算結果が「当社の事業の強さを再確認させ、計画中のアングロ・アメリカン社との合併に向けて有利な立場を築くものだ」と述べた。
市場では、今回の決算発表前から同社に対する期待感が高まっていた。ドイツ銀行は7月上旬、第2四半期の好業績を予想し、同社の目標株価を64ドルから68ドルに引き上げていた。また、同社は最近、カナダ成長基金(Canada Growth Fund)と8億5000万ドルの戦略的投資契約を締結し、トレイル事業所における重要金属の生産拡大を進めている。
市場の反応
この日の米国株式市場は、S&P500やダウ工業株30種平均などが下落する軟調な展開となった。しかし、テック・リソーシズの株価は、市場予想を大幅に上回る決算、銅および亜鉛の堅調な生産量、経営陣による合併への前向きな発言、そしてアナリストからの事前の好意的な評価が組み合わさり、全体市場の地合いに逆行して大幅な上昇を見せた。