Story
TEコネクティビティ、AI需要追い風に好決算見通し Astrodyneを14億ドルで買収へ

Text size
Background
電子部品メーカーのTEコネクティビティは22日、市場予想を上回る第4四半期の売上高および利益見通しを公表した。旺盛なAI(人工知能)関連製品への需要が追い風となった。また、電源管理ソリューションを手がけるAstrodyne TDIを14億ドルで買収する計画も発表した。
AIブームが業績を牽引
同社が示した第4四半期の見通しは、AI関連ツールや製品への需要拡大を背景としている。世界的なデータセンターやネットワーク機器への投資増加が、データセンター向け電気接続システムなどを製造する同社にとって追い風となっている。
- 第4四半期 調整後1株当たり利益(EPS)見通し: 3.05ドル(LSEGがまとめたアナリスト予想は2.96ドル)
- 第4四半期 売上高見通し: 約52億5000万ドル(アナリスト予想は51億6000万ドル)
テレンス・カーティン最高経営責任者(CEO)はロイターとのインタビューで、「今年の受注は70%増加しており、来年に向けて強力な受注残を構築している」と述べた。
Astrodyne TDIの買収と経営戦略
AdTEコネクティビティは、電源管理・フィルタリングソリューションメーカーのAstrodyne TDIを14億ドルで買収すると発表した。この買収は2026年末までに完了する見込みだという。
また、カーティンCEOは経営戦略について、樹脂のような石油製品のコストが高止まりしていることを受け、価格転嫁によって原材料費の上昇分を吸収し、利益率を維持する方針を継続すると述べた。この発表を受け、同社株は時間外取引で5%以上下落した。
第3四半期決算も予想上回る
同日発表された第3四半期(6月26日終了)決算も市場予想を上回った。産業部門と輸送部門の成長が牽引し、売上高は前年同期比14%増の51億6000万ドルとなり、アナリスト予想の50億ドルを上回った。調整後1株当たり利益は2.94ドルで、こちらも予想の2.84ドルを上回った。