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スーパー・マイクロ、シスコとの提携と強気見通しで株価急騰

AIインフラ関連の主要企業であるスーパー・マイクロ・コンピューター(SMCI)の株価が、11日の午前中の取引で7.7%急騰し40.25ドルに達した。シスコシステムズとの提携拡大、経営陣が示した野心的な長期業績見通し、そして利益率の改善という複数の好材料が重なり、AIインフラ構築における同社の中心的な役割を再確認させる形となった。
シスコとの提携と強気な業績見通し
直接的な株価上昇のきっかけとなったのは、シスコがNVIDIAと共に進める「セキュアAIファクトリー」構想の拡大だ。この中でスーパー・マイクロは、液冷および空冷の高密度コンピューティングシステムのプロバイダーとして正式に加わることが発表された。これらのシステムはシスコのAIインフラポートフォリオの一部として検証・販売され、2026年10月に一般提供が開始される予定だ。
この提携は、スーパー・マイクロのGPUサーバー設計が、シスコのネットワーク、セキュリティ、可観測性といった包括的なソリューションと統合されることを意味し、大規模なAIクラスターを導入する企業やクラウド事業者にとって重要な意味を持つ。
さらに、ゴールドマン・サックス主催のカンファレンスにおいて、同社経営陣は2027年度の売上高見通しを650億~720億ドルの範囲とすることを公表した。これは現在の年間売上高を大幅に上回る水準であり、600億ドルに上る記録的な受注残高がその裏付けとなっている。
Ad利益率の改善と市場への影響
経営陣は同カンファレンスで、直近四半期の売上総利益率が約17.5%となり、事前の予想を大きく上回ったことも明らかにした。これは、同社の利益率が回復軌道に乗っていることを示す明るい兆候と受け止められている。
ラック規模のAIサーバー市場では、デル・テクノロジーズやヒューレット・パッカード・エンタープライズ(HPE)といった競合との競争が激化している。そのような状況下で、シスコとの提携はスーパー・マイクロのハードウェア能力に対する重要な第三者からの評価となり、競争上の優位性を投資家に印象付けた。
シスコとの提携、野心的な売上高見通し、そして利益率の改善という3つの好材料が重なったことで、同社株への関心が再燃している。現在の株価は52週高値の58.78ドルを依然として下回っているものの、52週安値の19.48ドルからは2倍以上に上昇しており、新たな買いを呼び込んでいるようだ。