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STマイクロエレクトロニクス株が下落、AI開発減速懸念が半導体セクターを圧迫

欧州の半導体大手STマイクロエレクトロニクス(STMPA)の株価が14日の取引で4.0%安の42.90ユーロまで下落した。OpenAIやAnthropicといった主要AI企業の幹部が高度なAIモデル開発の一時的な減速を公に呼びかけたことが、AI関連の半導体銘柄全体への売り圧力につながった。
AI需要への懸念が直撃
STマイクロエレクトロニクスは、AIインフラ、エッジAI、車載向け半導体の主要サプライヤーとしての地位を確立しようとしている。そのため、AI需要の減速を示唆するいかなる兆候も、同社の収益見通しに直接的な影響を及ぼすとの懸念が広がった。
この動きは、AI技術の安全性に関する議論が、半導体メーカーの需要の前提を揺るがす可能性があることを市場に意識させた形だ。投資家は、これまで急成長を牽引してきたAI分野の勢いが鈍化するリスクを織り込み始めている。
市場の地合いとアナリスト評価
Adマクロ経済環境も株価の重しとなった。フランスの主要株価指数であるCAC 40が0.2%下落するなど、欧州市場全体が軟調に推移。米連邦準備制度理事会(FRB)や日本銀行、イングランド銀行の金融政策決定を前に、投資家は慎重な姿勢を強めている。
特に、FRBによる利上げ観測の高まりは、グロース株やテクノロジー株にとって逆風となった。米国のナスダック総合指数が1.5%下落したことも、米国のハイテク株センチメントに敏感な欧州の半導体銘柄への売りを誘った。
一方で、みずほ証券のアナリスト、Vijay Rakesh氏は同日、STマイクロエレクトロニクスに対する「買い」の投資判断と目標株価を据え置いた。これは同社のファンダメンタルズに対する長期的な信頼感を示すものだが、セクター全体に広がる売り圧力を打ち消すには至らなかった。また、9月21日に迫る権利落ち日も、短期的なポジション調整の動きにつながっている可能性がある。