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英ポンド下落、米利上げ観測と地政学リスクでドル買い優勢

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Jul 12, 20261 min read
英ポンド下落、米利上げ観測と地政学リスクでドル買い優勢
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外国為替市場で英ポンドが対米ドルで下落した。米国のイランに対する新たな攻撃や株式市場の不安定化を受け、安全資産としての米ドルへの需要が広範に高まったことが背景にある。市場参加者は、同日後半に公表される米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨がタカ派的な内容になると見込んでおり、ドル買い圧力が強まっている。

ドル高を支える複合要因

水曜日の市場では、リスク回避の動きが顕著となった。米国がイランへの攻撃に踏み切ったことを受け、投資家心理が悪化。安全資産であるドルが買われる一方、ポンドは対ドルで0.07%安の1.3343ドル、ユーロも0.08%安の1.1403ドルまで値を下げた。地政学リスクの高まりは原油価格を押し上げ、ブレント原油先物は1バレル79ドル近辺へと約6%急騰した。

INGのFXストラテジスト、フランチェスコ・ペソレ氏は「株式市場の動揺が、ドルの非常に強い安全資産としての魅力を再認識させた」と指摘。同氏は、6月のFOMCにおけるFRBのタカ派姿勢への転換がドル相場にとって極めて重要であるとの見方を示した。

市場の焦点はFOMC議事要旨へ

市場の最大の注目は、6月開催分のFOMC議事要旨に移っている。この議事要旨がFRBのタカ派的なメッセージを再確認し、ドルのモメンタムを強固にするものと期待されている。ペソレ氏は、市場がさらなる引き締めを確信する上で、利上げ見通しを示す「ドット・プロット」や新任のケビン・ウォルシュFRB理事によるインフレ抑制への強いコミットメントが重要だと分析している。

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ただし、最近の軟調な雇用統計を受け、金利先物市場が織り込む年内の利下げ幅は35ベーシスポイントにとどまっている。このため、INGは議事要旨がドルを支えるものの、相場を大きく押し上げるほどの材料にはならないと予想。ドル指数の当面の上値リスクを101.50~102.0の範囲と見ている。

ポンドとユーロの動向

英ポンドはこれまで、イングランド銀行(BOE)による利上げ期待に支えられてきた。原油価格の上昇がインフレ懸念を煽り、市場は年内に25ベーシスポイントの利上げを完全に織り込んでいる。しかし、この日はドル全面高の展開に押される形となった。

一方、ユーロ圏ではフランスのルペン氏が2027年の大統領選への出馬を表明したが、市場の反応は限定的だった。INGは、ユーロ/ドル相場には依然として下落リスクが残り、今週中に1.140ドルを割り込む可能性も十分にあると見ている。

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