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スペースX株、時間外で下落 大型ロケット「スターシップ」打ち上げ中止で

Summary
宇宙開発企業スペースXの株価は、大型ロケット「スターシップ」の打ち上げが直前に中止されたことを受け、時間外取引で下落した。同社株は通常取引でも上場来安値を更新しており、空売りも急増している。
宇宙開発企業スペースXの株価は16日の時間外取引で、大型ロケット「スターシップ」の打ち上げが土壇場で中止されたことを受け3.6%下落し、126.45ドルとなった。同社にとって6月の大型上場以来、初の主要な打ち上げとなる予定だっただけに、投資家の失望を誘った。
「スターシップ」打ち上げ直前に中止
同社によると、打ち上げのライブストリーム映像では、ロケットの第1段エンジンの点火が始まった直後に打ち上げが中止されたことが示された。イーロン・マスクCEOは、一部のエンジンが始動せず、自動的に打ち上げが中止されたと説明。「次の打ち上げ挑戦は数日後になることを期待している」と述べた。
今回の打ち上げ中止は、スペースXにとって潜在的な後退を意味する。「スターシップ」は同社で最大かつ最も強力なロケットであり、地球周回軌道や月、火星へのミッションの中核を担う存在だが、エンジン問題が繰り返し指摘されてきた。
市場の動向と空売りの急増
スペースX株(SPCX)は、この日の通常取引でも上場来安値となる130.74ドルをつけ、6月12日にナスダック市場に上場して以来、初めてIPO価格の135ドルを下回っていた。市場の地合いも軟調で、ナスダック総合指数は0.4%安で引けている。
Adさらに、同社株に対する空売りの急増も株価の重荷となっている。調査会社S3パートナーズによると、スペースXの空売り残高は約1億8500万株に達し、これは浮動株の約29%に相当する。金額にして約250億ドルの弱気なポジションが構築されており、3週間前の約4000万株(浮動株の5〜7%)から急膨張している。
分かれるアナリストの見方
スペースXに対するアナリストの評価は大きく分かれている。レイモンド・ジェームスのアナリスト、ブライアン・ゲスエール氏は、同社を世代を代表する産業プラットフォームと位置付け、目標株価を800ドルとしている。一方、CFRAはカバレッジを現在の株価を下回る115ドルで開始した。
ウォール街のコンセンサス目標株価は242.22ドルと、大きな上昇余地を示唆している。しかし、バリュエーションへの懐疑的な見方や、間近に迫ったロックアップ期間の満了への懸念から、短期的な株価下落に歯止めがかかっていない状況だ。