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S&Pダウ・ジョーンズ、カナダ株価指数の採用基準を緩和 アングロ・テック残留に道

S&Pダウ・ジョーンズ・インデックス(S&P DJI)は13日、カナダの主要株価指数であるS&P/TSXカナダ指数の採用基準を変更すると発表した。この変更は、海外で登記されているもののカナダと実質的な繋がりを持つ企業を指数に含めることを可能にするもので、投資家の間では、アングロ・アメリカンとテック・リソーシズの合併により誕生する新会社の指数採用への道を開くものと見られている。
採用基準の変更点
S&P DJIが発表した新基準によると、これまではカナダ国内に登記または設立されているトロント証券取引所(TSX)上場企業のみが指数の構成銘柄となる資格があった。しかし、今後はカナダ国外で登記されている外国発行体であっても、カナダと「重要かつ実質的な関連性」を持つ場合には採用資格を得ることができる。
この変更は、7月に開始された市場参加者との協議を経て決定された。新しい基準の適用は2026年12月21日に予定されている。
市場への影響:アングロ・テックの採用が焦点
今回の基準変更は、アングロ・アメリカンによるテック・リソーシズの530億ドル規模の全株式合併計画と密接に関連している。この合併により、世界第5位の銅生産会社となる新会社「アングロ・テック」が誕生する見込みだ。
Ad計画では、アングロ・テックはカナダに本社を置くものの、主要な上場先はロンドンとなる予定。現行の基準では、カナダ国外で登記されるため、カナダの代表的な株価指数であるS&P/TSXトロント総合指数から除外される可能性があった。
フェアバンク・インベストメント・マネジメントのポートフォリオ・マネージャーであるロバート・ギル氏は、「提案された方法論の下で、アングロ・テックがS&P/TSXトロント総合指数に残留することはほぼ確実だろう」と述べている。同氏は、「バンクーバーに本社を置き、カナダで多額の支出を行うなど、同社のカナダとの結びつきは非常に強い」と指摘した。
投資家への意味合い
S&P/TSXトロント総合指数のような主要なベンチマーク指数への採用は、企業の株式にとって極めて重要である。インデックスに連動する上場投資信託(ETF)や投資信託は、構成銘柄を機械的に買い入れるため、株式の流動性と需要を高める効果がある。今回のルール変更は、グローバルなM&Aによって生まれる大規模企業を国内の主要指数に留めようとする、指数算出会社の戦略的な動きと解釈できる。